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「相当に厳しい選挙だ」。自民党幹部に焦りの色がにじむ。幹部の意向を忖度したのだろうか。自民党と関わりの深い記者が早速、広島入りした…
— 田中龍作 (@tanakaryusaku) April 17, 2021
新記事『【広島再選挙】勝つためなら何でもやる自民系ジャーナリズム』https://t.co/s8p6l8qmgo
=野党候補はネガキャンに遭いナーバスになっていた= pic.twitter.com/kKBKbNtNAs
【広島再選挙】勝つためなら何でもやる自民系ジャーナリズム
https://tanakaryusaku.jp/2021/04/00024813
2021年4月17日 21:53 田中龍作ジャーナル
野党の宮口候補。自民系ジャーナリストのネガキャンでナーバスになっているようだった。=17日、福山市 撮影:田中龍作=
「ぜんぜん盛り上がっとらんね。河井(案里)さんの時(前回参院選)と比べたら10分の1。あん時はアベさんもスガさんも来た」。タクシー運転手は2年前を懐かしむように言った。
大規模買収の果てに再選挙となった参院広島―
集票マシーンである地元政界や業界が寝たままなのだから、選挙は当然、自民党に不利となる。
学会の組織力を動員できる自民・西田ひでのり候補が、期日前投票の出口調査では優勢だ。
だが「誰に投票しますか?」の電話調査では野党・宮口はるこ候補のリードが伝えられる。
「相当に厳しい選挙だ」。自民党幹部に焦りの色がにじむ。幹部の意向を忖度したのだろうか。自民党と関わりの深いジャーナリストが早速、広島入りした。
ネガキャン目的だ。本来スキャンダルではない宮口候補の個人事情を、あたかもスキャンダルであるかのように、言い囃すのが狙いだ。
件のジャーナリストは執拗に宮口候補を追いかけ回した。話が週刊誌に掲載されると「俺の取材だよ」と豪語した。
宮口陣営はカメラを警戒するようになった。田中の前に運動員が立ちはだかった。宮口候補自身が自分を撮らせまいと、運動員の後ろに隠れたりした。
運動員は宮口候補を写させまいとした。=17日、福山市 撮影:田中龍作=
きょう17日は西田、宮口両候補とも広島県第2の都市である福山市を中心に遊説した。
西田候補の集会には萩生田光一文科相が駆け付けた。萩生田大臣は案里被告の産みの親である安倍首相の最側近である。
安倍首相が案里被告を擁立し、何が何でも当選させようとした結果、大規模買収事件が起きたのである。1億5千万円もの札束が飛び交った。
「選挙には行きとうない。自民党は何も説明しとらんでしょ。1億5千万円のこと。広島の恥じゃ」。別のタクシー運転手は吐き捨てるように言った。
「宮口に負けとるんよ」。西田候補の集会で支持者たちが囁き合っていた。
4月25日投開票の衆院北海道2区と参院長野は、野党が2勝しそうな勢いだ。広島でも野党が勝つと、菅政権が危うくなる。
自民系ジャーナリストは、ご主人様を守るために、さらなるネガキャン攻撃を仕掛けてくるだろう。「西田が勝つんだよ」と田中に電話を掛けてきたが、それも作戦の一つだろうか。
萩生田文科相。親分の安倍首相(当時)が案里候補を擁立しなければ、わざわざ再選挙をする必要はなかった。=17日、福山市 撮影:田中龍作=
〜終わり〜
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