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広がる不安感…枝野代表のままでは政権交代はおぼつかない 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286937
2021/03/25 日刊ゲンダイ ※後段、文字起こし
立憲民主党、枝野幸男代表のままでは戦えない?(C)日刊ゲンダイ
立憲民主党の中で、枝野幸男代表のままでは次の総選挙は戦えないのではないかという不安が広がっているという。年長の議員がこう言って憤まんをブチまける。
「直接のきっかけは、参院長野選挙区での4月補選に向けて、羽田次郎候補と立憲・共産の地元組織とで結んだ政策協定に『原発ゼロ』の文言があるのが気に入らないと、連合労組にイチャモンをつけられ、枝野が慌てて連合会長に『陳謝』した一件です。こんなことで連合ごときに詫びることはなくて、蹴っ飛ばせばいいんですよ。連合の大手民間企業の労組なんて、組合員の世論調査をすれば世間一般と同じで、自民党支持が圧倒的。立憲のための選挙活動はおろか投票するかどうかも怪しいんだから。それに、実際にその協定を見れば、『原発のない社会と再生可能エネルギーが主役の社会をつくります』と言っていて、これは我が党の綱領の『原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会を一日も早く実現します』と似たような表現だ。それなのに枝野は『県連に軽率な行動があり連合に迷惑をかけた』とまでへりくだった。何なんですか、この卑屈な態度は。そんな姿をさらすことが、国民にはどう映るかが全く見えていない。これじゃあ選挙は戦えません」
この補選は、父=羽田孜、兄=雄一郎が培ってきた「羽田王国」といわれる地盤で、それに加えて県内で一定の根強い勢力を持つ共産と組めば、十分に勝てる。同日に行われる北海道衆院2区補選は自民党が不戦敗を決め込んだので、長野を確実に勝って2勝とし、さらに河井案里の後の参院広島選挙区の再選挙に全力を注いで、できれば3勝として菅義偉政権に一大打撃を食らわせたい。その時に、県連を「軽率」と非難して、はしごを外そうとするとは、「軽率なのは枝野の方だ」とベテラン議員の怒りはとどまるところを知らないありさまである。
そうでなくとも、枝野には前々から、大事な場面で国民の前に姿を現して分かりやすく語りかけるということがあまりにも少ないという不満がくすぶっていた。しかも、口を開いたとしても出てくるのは弁護士調の硬い言葉ばかりで、論理的には正しいのだろうが、人々の心情に染みるような話ぶりにはほど遠い。
これでは、せっかく菅義偉政権がオウンゴール連発の自滅状態に陥っているというのに、政権交代を迫るのは難しいのではないか。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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