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文春砲で嘘がバレた武田総務相は「飲み会を断らない男」 酒癖の悪さは地元で有名
https://dot.asahi.com/wa/2021031800016.html
2021.3.18 13:50 週刊朝日オンライン限定記事
国会答弁する武田総務相(C)朝日新聞社
武田良太総務相は18日の衆院総務委員会で、NTTの澤田純社長らと会食していたと週刊文春で報道されたことについて「会食に同席したのは事実。ビール2、3杯程度をいただいた後、退席した。1万円を支払った」などと釈明した。
さらに「出席者から許認可などに関する要望や依頼を受けたことはなく、大臣規範に抵触しない」との認識を示した。
だが、これまで総務省の接待疑惑問題で、「国民の皆さんから疑念を招くような会食や会合はない」と国会答弁していた武田総務相に対し、自民党内でも厳しい視線が向けられている。二階派の自民党議員がこう苦笑する。
「武田先生は飲み会を断らない男ですよ。大酒飲みという言葉がピッタリですね」
永田町では武田氏の「飲みっぷりのすごさ」は知られるところだ。
国家公安委員長、総務相と大臣になってからは、少し控え気味になったそうだが、前出の二階派議員がこう続ける。
「大臣になるまでは毎晩、議員宿舎に近い赤坂周辺で2,3軒行くというのが、日課でした。武田先生に話を聞きたい記者もよく行きつけの店で張り込んでいた」
緊急事態宣言下で会食自粛が広がると、議員宿舎が同じの二階派議員の部屋が「宴会場」になっていたそうだ。
「秘書が待機して、酒やつまみがなくなると買い出しに行っていた」(同前)
武田総務相は衆院福岡11区の選出。博多や小倉などとは違い、福岡県の山間部が地盤だ。地元の地方議員がこう語る。
「2月終わりから3月にかけて、福岡県の小川洋知事が病気で辞意表明。そこで次の候補は誰にするかと、二階派の議員の部屋が選対みたいになっていたこともありました。地元でも、飲み会を断らない男として有名で、武田先生は飲み会を毎日でも開きたい人。それくらい酒が好きです。飲むのはブランデー、焼酎かな。ブンデーならボトル半分くらいは軽く空けてしまう酒豪。昔はよく地元で飲んだが、大臣になり、えらくなると、博多や小倉に呼び出されることが増えたね。武田先生に取り入りたい町議や市議はホイホイ行くが、断る人もいる」
総務相として2度目の入閣を果たした武田氏は、福岡を仕切る麻生太郎副総理兼財務相のライバルとも言われる。大物議員なのになぜ、地元で武田総務相との飲み会を断る地方議員がいるのか?前出の議員がこう打ち明ける。
「ようは飲むと上から目線になって、自慢話しかせんとですよ。地元のことなんて、ほとんど聞いてくれないから、意味なかとよ。『オレは総理大臣になる』とか、仲が悪い麻生さんについて『俺が福岡も日本も仕切る』とかね。二階さんのことも『いずれ俺の派閥』なんて言っていた。最初は面白くて聞いていたが、酔うと罵詈雑言みたいになるので、つまらんたい」
そしてもう一つ嫌われる理由は酒癖だという。武田総務相の支援者がこう話す。
「初入閣、国家公安委員長になった時です。夜11時過ぎに武田先生から電話があって『今までありがとうございました。ついに入閣します』とべろんべろんに酔ぱっらっているのが、はっきりわかる口調で電話をしてきました。前日に入閣を漏らすのは、いけないのですけどね。『おめでとうございます』と言って電話を切りました。するとまた日付がかわって午前1時前くらいに『ついに入閣です』と電話がきた。『先生、さっきも電話をいただきましたよ』というと電話は切れた。べろんべろんに酔っぱらうと、時間がどんなに遅くともあちこちに電話かけまくる。武田先生の深夜の電話には出ないという支援者はけっこういます」
総務省の接待疑惑で国会の追及が続く中、自身の接待も明らかになった武田総務相。どう切り抜けるのか?(本誌取材班)
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