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(回答先: 傀儡政権とはこういうもの _ アフガニスタン政府軍がタリバンと戦わずに逃げた理由 投稿者 中川隆 日時 2021 年 8 月 26 日 07:12:47)
ミャンマーの軍による市民攻撃
海外に目を転じると、その目を背けたくなるのは、ミャンマーの軍による市民攻撃です。自国民を守るべきの国軍が武器のない国民を無慈悲に殺戮しているのです。ナチスのユダヤ人狩りと同じ虐殺であり戦争犯罪です。国内のコロナには目をつぶっているNHKが、そのミャンマー市民の視点にたってのドキュメンタリーを制作していました。それによると、ミャンマーの軍隊は、徹底した偏向教育を施し、外部との接触を断って、軍隊を純粋培養しています。外出もインターネットも禁止です。軍隊内で相互監視を行い、家族まで人質にして、一般市民は危険分子だという教育を行っているのです。でなければ、自国民に銃を向けられるでしょうか?軍隊は、強力な武装を施し、市民は丸腰です。そのデモ隊に向かって水平射撃をして殺戮を重ねているのです。悪夢のような光景です。
アメリカ軍が撤退した途端、タリバンが首都を制圧したアフガニスタンの状況もとても懸念すべき状況です。過酷な砂漠の環境で、今までの政府は、以前のイランやイラクのように汚職と利権にまみれていました。一方、タリバン側はその資金をアヘンに頼り、広大な土地に芥子を栽培して軍資金にしています。そして今までのような女子に対する徹底的な差別教育を始めるのでしょう。
差別と言えば、ホロコーストに遭ったユダヤ人が建国したイスラエルでの、パレスチナでの強硬な政策です。ミサイルが撃ち込まれる度に、圧倒的な軍事力で爆撃をして、女子供も虐殺しているのです。シリアの内戦、大爆発が起こったヨルダンの政府の退廃、リビア、エジプトの地中海諸国。内戦が継続中のアフリカ諸国。毎日のアルカジーラの放送を見ていると、絶望的になります。
絶望的と言えば、ミャンマーへの国際社会の介入を妨げている中国の対応です。徹底したミャンマー軍の教育は、中国がそのノウハウを教えたみたいです。国その物を共産党の支配下に置き、インターネットの自由も無く、国民の意識を操作している国が中国だからです。中国に行ったことがあればすぐ解るとおり、中国国内では、海外のインターネットには直接接続できません。政府がブロックして情報操作を行っているからです。香港は別な制度でしたが、このコロナ禍の元で、環境が随分と変わりました。香港での反体制側のニュースや出版物の発行は出来なくなり、本土並みの情報統制が行われそうになってきました。
中国国内での少数民族への弾圧は、チベットやウイグル地域だけではありません。そのウイグル族への締め付けは周辺国のウイグル族にも手を回し、その意味からも、隣国のタリバンとも仲良くするために、王毅外相がを天津に招いてタリバンNo.2と会談しています。ウイグル問題のアフガニスタンだけでは無く、中国は、国境を接して外洋にでられる国、ミャンマーは決して離さないでしょう。大国の思惑に隣国の人権が踏みにじられるのは、第二次世界大戦中だけの話ではないのです。
https://tannoy.exblog.jp/32408443/
- ミャンマーは経済成長に取り残された極貧国家になって深い闇を生み出すのか? 中川隆 2022/2/04 10:32:30
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