http://www.asyura2.com/21/kokusai31/msg/601.html
Tweet |
プーチン氏、エネルギー輸出先の多様化指示 欧米以外に/日経
ウクライナ侵攻
2022年4月15日 3:56 (2022年4月15日 8:12更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR14EJH0U2A410C2000000
石油・天然ガスに関するオンライン会議に臨むロシアのプーチン大統領(14日、モスクワ)=ロイター
【ロンドン=篠崎健太】ロシアのプーチン大統領は14日、石油・天然ガス部門の現状に関する政府の会議に出席し、エネルギー資源について「輸出先を多様化しなければならない」と述べた。欧米諸国がロシア依存の脱却を急ぐなか、補完する売り先としてアジアや中東・アフリカに力点を移すよう指示した。
大統領府によると会議はオンラインで開かれ、閣僚や大統領府高官、エネルギー企業の代表者のほかロシア中央銀行のナビウリナ総裁らが参加した。
プーチン氏は「急成長している南方や東方の市場に一歩ずつ輸出の方向を変えていくという、近年の傾向を固めることが重要だ」と語った。西側へのエネルギー供給は当面減っていくとの認識を示し、代替する売り先を広げるべきだと訴えた形だ。アジア向けの輸出インフラを整備する必要性にも言及した。
ウクライナへの侵攻後、欧米を中心にロシアからのエネルギー調達の中止や依存脱却の表明が広がった。国際エネルギー機関(IEA)は4月の石油市場リポートで、ロシアの石油供給量は5月以降に3月比で日量300万バレル減る可能性があるとの見通しを示した。石油・ガスはロシアの歳入の約4割を占めており、プーチン氏の指示には収入源維持への危機感がにじむ。
欧米を補う形でアジアなどへの輸出が増えれば、戦争の原資を干上がらせることを狙う経済制裁の抜け穴が広がりかねない。ウクライナ侵攻で欧米がロシア産の石油の調達見合わせに乗り出す一方、割安感に着目したアジアなどから引き合いが強まった。IEAによると3月のロシアの原油出荷量は欧米向けが落ち込む一方、ほぼゼロだったインド向けは日量31万バレルに増えた。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。