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“EU破壊”目論むプーチン大統領のメリットに? 仏大統領選、極右候補がマクロン大統領を猛追…あす投票へ/ヤフーニュース
4/9(土) 13:08配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/67bef61f2a87c29646849490c240c9428f248e34
いよいよ10日に迫ったフランスの大統領選挙。2選目を狙うマクロン大統領は、演説でEUとの連携をアピールしている。ウクライナ侵攻前の今年2月、西側諸国の首脳として唯一プーチン大統領との対面会談を実現させたマクロン大統領。会談は5時間にもおよび、以降も十数回にわたり電話会談を行うなど、プーチン大統領との対話路線と独自のパイプを印象付けている。
そんなマクロン大統領の対抗馬が、極右政党の国民連合党首であるルペン候補だ。大統領選3回目の挑戦となるルペン候補は、演説で「エマニュエル・マクロンにもう一度委任すれば、後戻りできない事態に導かれる」と発言。また、かつてプーチン大統領と会談した際は、クリミア併合問題などでEUがロシアに科した経済制裁に対し「バカげている」とコメント。プーチン大統領に寄り添う発言をした。
フランスの大統領選挙は、1回目の投票で過半数に届く候補者がいなければ上位2人による決選投票になるが、情勢はマクロン大統領をルペン候補が猛追、事実上の一騎打ちになっている。果たしてこの選挙結果は、ウクライナ侵攻を続けるロシアにどのような影響を与えるのか。ニュース番組「ABEMA Prime」では、専門家と共に考えた。
ネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏は「ウクライナ侵攻は、このまま放っておくと5年〜10年は、ドンバス地区でやり続けてしまう。日本人的な感覚だと理解しづらいが、どこかでロシアに“お土産”を持って帰ってもらわなければならない」とコメント。「ある程度、ロシアの中ではそれなりに成果があったから『じゃあここを落としどころにしよう』と。そういう交渉を誰かがプーチン大統領にしなきゃいけない。それを西側で唯一交渉できるのがマクロン大統領だ。ウクライナの死者をどれだけ減らすかで考えると、マクロン大統領が頑張ったほうがいいんじゃないかなと思う」と述べた。
決選投票に現実味 マクロン大統領とルペン候補の一騎打ちか
帝京大学経済学部国際経済学科教授でフランス海外学士院会員のフランク・ミシュラン氏は「フランスの伝統的に、現職の大統領は次の選挙で負けることが非常に多い」と話す。
ミシュラン氏は「(一騎打ちの展開に)大勢のフランス人はビックリしていると思う」とした上で「ルペン候補のイメージ変更というか、打ち出す政策の中身が変わってきて、普通の人に見えてきたかなと思う。ただ、世論調査は、イギリスのEU離脱も予測できなかった。今回の選挙もこれからどうなるか本当に分からない」と説明した。
実際にフランスに移住したひろゆき氏も「フランスにはいろいろな意見を持っている人がいて『話していても全然意味ないじゃん』と言う人もいれば『EUとかNATOの結束を強くしたほうがいいよね』という人もいる。聞く人によって全然答えが違う」とコメント。「日本人はわりと、みんながみんな大多数のマジョリティの意見というのがあるが、フランスは思い思いに好きなことを言うので、本当によく分からない。要は投票してみないと本当に分からない。これがフランスっぽいなと思っている」とミシュラン氏の見解に同意した。
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