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ウクライナを舞台とした米国と露国との戦争が激しくなる中、経済人脈に動きも
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202203170001/
2022.03.17 櫻井ジャーナル
ウクライナを舞台としてアメリカとロシアの戦いはロシア国内で経済を握っているウォール街やシティの傀儡勢力の粛清につながるかもしれない。
アメリカ政府は経済戦争の一環としてロシアが保有する金と外貨の半分を凍結したとロシアの金融大臣は語っている。ロシア政府が管理できない国外へ持ち出していたことになるが、アメリカの影響下にある場所へ金を預けたなら盗まれる可能性があることは常識。それにもかかわらず、凍結される場所へ持ち出していたとすると、責任者はまさに責任を問われるだろう。
その責任者とは中央銀行総裁のエルビラ・ナビウリナ。この人物はエゴール・ガイダルの仲間だと見られ、IMFの意向に沿う政策を推進してきたことでも知られている。
ガイダルはジョージ・ソロスの知り合いで、ボリス・エリツィンの側近。エリツィン時代のロシアでガイダルはハーバード大学教授のジェフリー・サックスの下で働いていた。エリツィンの経済政策はサックスを含むシカゴ派の顧問団が作成していた。
そうした政策をエリツィン政権に実行させる役割を負っていた人物がアナトリー・チュバイス。ソロスの配下で、HIID(国際開発ハーバード研究所)なる研究所と連携していた。ここはCIAとの関係が深いUSAIDから資金を得ている。(Natylie Baldwin & Kermit Heartsong, “Ukraine,” Next Revelation Press, 2015)
チュバイスはエリツィンの娘であるタチアナを中心としたグループに入っていたことも知られている。彼女は飲んだくれで心臓病を抱える父親に代わり、クレムリン内外の腐敗勢力と手を組んでロシアを食い物にしていた。
チュバイスとガイダルはラリー・サマーズの命令で動いていたとも言われている。サマーズがロシア工作のために雇ったデイビッド・リプトンとジョナサン・ヘイはCIAのエージェントだ。
ウラジミル・プーチンが大統領になっても経済分野はウォール街やシティ、つまり米英の巨大金融資本にコントロールされてきた。手をつけようとすると、経済を不安定にする可能性が高いからだ。
アメリカと事実上の戦争状態にある中、ロシアの経済人脈は自国にダメージを与えたわけであり、プーチンとしては米英金融資本の傀儡一派を粛清するチャンスだろう。それができないなら、プーチン政権の先行きは暗い。
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