★阿修羅♪ > 国際31 > 399.html
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ ★阿修羅♪
間違った警告でパニックを作り出そうとするなとウクライナ大統領が発言(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/21/kokusai31/msg/399.html
投稿者 赤かぶ 日時 2022 年 1 月 31 日 12:20:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

間違った警告でパニックを作り出そうとするなとウクライナ大統領が発言
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202201310000/
2022.01.31 櫻井ジャーナル

 ジョー・バイデン米大統領は1月27日、ロシア軍が来月にもウクライナへ軍事侵攻する可能性があると主張、それをロシア政府は否定した。その前日にロシア、ウクライナ、フランス、ドイツがパリでウクライナ情勢について討議、事態を平和的に解決することで合意している。

 こうした和平の動きをアメリカは壊したいのだろうが、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキーは西側の記者に対し、侵略が差し迫っているという間違った警告はウクライナの経済を危険な状態にすると発言、パニックを作り出そうとしないように求めた​​。すでにウクライナ国防省はロシア軍の軍事侵攻が迫っているという話を否定、ドミトロ・クレバ外相も軍事侵攻するために十分な兵力は集結していないと語っている。

 アメリカがネオ・ナチを使って実行した2014年2月のクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権は倒されたが、ネオ・ナチ体制への反発からゼレンスキー政権は生まれた。そのゼレンスキー政権もこれまではアメリカの命令に従ってきたが、その好戦的な政策がウクライナの存続を危うくする事態になり、アメリカ離れを始めたということだろう。

 ロシアがアメリカに求めているのは、アメリカの軍事的支配地をこれ以上拡大させるなということ。それはロシアを奇襲攻撃で破壊する準備になるからだ。ドイツが1941年6月に始めた「バルバロッサ作戦」でソ連は大きなダメージを受け、1991年12月に消滅するまで完全に立ち直ることはできなかった。その二の舞は御免だというわけだ。

 アドルフ・ヒトラーはソ連への侵攻作戦に約310万人を投入した。西側には約90万人しか残していない。西側から攻められたらひとたまりもなかったのだが、そうしたことは起こらなかった。西部戦線でドイツ軍と戦っていたのは事実上、レジスタンスだけだ。

 イギリスとアメリカが動き始めたのは、ソ連へ攻め込んだドイツ軍が1943年1月にスターリングラードでの戦いで敗北した後。その年の7月にアメリカ軍とイギリス軍はマフィアの協力を得てシチリア島へ上陸した。レジスタンスの主力はコミュニストだが、シチリア島でもコミュニストの影響力は大きかった。コミュニスト対策でマフィアと手を組んだのである。それ以降、マフィアはアメリカの情報機関と同盟関係にある。

 同じ頃、アメリカとイギリスの情報機関はレジスタンス対策で「ジェドバラ」というゲリラ部隊を編成する。戦後、その人脈が軍の特殊部隊やCIAの破壊活動部門を作り上げた。1949年に結ばれた条約に基づいて作られた「NATO(北大西洋条約機構)」の主要な目的はヨーロッパを支配することであり、加盟国には破壊活動を行う秘密部隊が編成されている。中でも有名な部隊がイタリアで爆弾テロやを繰り返し、クーデターを試みた「グラディオ」だ。

 アメリカやイギリスの金融資本から資金を提供されていたナチスがソ連へ攻め込み、その時にイギリスは動かなかった。そのほかにも米英の私的権力とナチスとの連携を示す事実は少なくないが、アメリカやイギリスを「善玉」ということにしたい「親米派」はこれを認められない。

 この幻影を世界に広めるためのプロジェクトをCIAは第2次世界大戦が終わって間もないころから行っている。「モッキンバード」だ。このプロジェクトについてデボラ・デイビスが『キャサリン・ザ・グレート』という本で詳しく書いている。このプロジェクトを指揮していたのは4人で、第2次世界大戦中からアメリカの破壊活動を指揮していたアレン・ダレス、ダレスの側近で戦後に極秘の破壊工作機関OPCを率いていたフランク・ウィズナー、やはりダレスの側近で後にCIA長官に就任するリチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムだ。(Deborah Davis, “Katharine the Great,” Harcourt Brace Jovanovich, 1979)

 ワシントン・ポスト紙はCIAと緊密な関係にあるわけだが、その新聞の記者としてウォーターゲート事件を取材したカール・バーンスタインは同紙を辞めた後、1977年に「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌で書いている。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 また、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテ​​は2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出し、世界各国のジャーナリストがCIAに買収されていて、そうした工作が危険な状況を作り出していると告発している。ウルフコテは2017年1月、56歳の若さで心臓発作のために死亡した。

 そうした情報操作はソ連が消滅した後、1990年代から露骨になる。ユーゴスラビア、アフガニスタン、イラク、リビアを先制攻撃する前にも偽情報を流していたが、シリアの場合は有力メディアの「報道」から事実を探す方が難しくなる。

 例えば、リビアの体制転覆に成功した後、アメリカなど侵略国はシリアへ戦力を集中させる。その際にダーイッシュ(ISIS、ISIL、IS、イスラム国とも表記)の種を蒔き、DIA(国防情報局)から危険だと警告されているが、この事実は無視された。この話を取り上げると、ダーイッシュを作り上げたのがバラク・オバマ政権だと知らせることになる。その政策を警告したマイケル・フリン中将を有力メディアは後に攻撃したが、それも難しかっただろう。

 2012年5月にシリア北部ホムスで住民が虐殺されたが、西側の政府やメディアは政府軍が実行したと宣伝する。イギリスのBBCはシリアで殺された子どもの遺体だとする写真を掲載したが、これは2003年3月にイラクで撮影されたもの。オーストリアのメディアは写真を改竄し、背景を普通の街中でなく、廃墟に変えて掲載したことも発覚した。

 西側の有力メディアは自分たちで取材せず、現地の情報源を使う。嘘が発覚した場合、責任を回避することが目的だろう。そうした情報源のひとりがシリア系イギリス人のダニー・デイエムだったが、デイエムの「情報」が作り話だということが発覚する。撮影スタッフと演出の打ち合わせをしている場面が2013年3月にインターネット上へ流出したのだ。

 2012年の前半、メルキト東方典礼カトリック教会の修道院長、フィリップ・トルニョル・クロがシリアへ入って調査、その報告をローマ教皇庁の通信社が伝えている。

 この人物は「もし、全ての人が真実を語るならば、シリアに平和をもたらすことができる。1年にわたる戦闘の後、西側メディアの押しつける偽情報が描く情景は地上の真実と全く違っている」と報告していた。虐殺しているのは外国から侵入したサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)の戦闘員で、資金や武器はカタールやサウジアラビアから得ているとしていた。これは事実だが、アメリカ、イギリス、フランス、トルコなども侵略に加担していた。



 フィリップ・トルニョル・クロの報告は2012年のシリアだけでなく、現在の世界情勢全てに当てはまる。西側の有力メディアが流している話を鵜呑みにすることは犯罪的である。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 赤かぶ[163614] kNSCqYLU 2022年1月31日 12:20:29 : IrhQbsPtA1 : My43WnR3V2FGemc=[2218] 報告

2. 2022年1月31日 14:23:22 : Vks8qLhHY2 : dUZ0b0lacGNIckU=[1] 報告

、、、だそうです。

mko
@trappedsoldier

12時間
「戦争はしたくない。我々は必要としていない。特に西洋から戦争を進める人々は、彼らの利己的な捏造を推進する。現在、彼らはロシアがウクライナを脅かしていると言う。完全な不条理。脅威はない。ウクライナ人自身が、脅威はないと言っている」−露安全保障会議パトルシェフ

mko
@trappedsoldier

13時間
NATO同盟国を守るために、英国は戦闘機と軍艦を送ることができる−ボリス・ジョンソン
「ロシアの侵略」は、すべてNATO拡大の口実! ウクライナ人のことなんか、ちっとも考えていない

mko
@trappedsoldier **********

13時間
ロンドンの「ロシアの財閥」の財産は、没収される可能性がある―英国外務大臣リズ・ザ・タンク
すべての英国の偽情報は、英国がロシアのオリガルヒの資産を奪うための口実でした!
大英帝国の富は、英国の海賊による商船の強盗から始まったことを忘れないでください
Elena Evdokimova
@elenaevdokimov7
・ 16時間
All these UK fakes were-the pretext for UK to rob Russian oligarchs! 大爆笑
"Russian oligarchs" property in London could be confiscated, UK Foreign Secretary, Liz the Тank
Remember, UK Empire's wealth started from robbing merchant ships by English pirates
https://worldhistory.org/article/1576/the-sea-dogs---queen-elizabeths-privateers/

mko
@trappedsoldier

14時間
「ロシアの侵攻」デマで、資本が国外に逃れ、ウクライナはさらに貧困になった。IMFの新たなローンに失敗すれば、デフォルトか
引用ツイート
Gorlovka.Today
@gorlovkatoday
・ 15時間
Украина стала лидером в Европе по уровню бедности
https://gorlovka.today/news/72867-ukraina-stala-liderom-v-evrope-po-urovnyu-bednosti

mko
@trappedsoldier

12時間
「米国当局がロシアに課すと脅迫している非常に厳しい制裁は、高インフレ、株式市場の暴落など金融パニックを引き起こす可能性がある。制裁は、億万長者から政府関係者、中産階級の家族まで、アメリカ人自身を傷つけます」―NYタイムズ

mko
@trappedsoldier

14時間
ドイツ:「ロシアをSWIFTから切り離すと、このシステムが崩壊する大きなリスクがあり、その後、中国の決済システムに切り替える必要があるかもしれません」口を手で覆った顔
引用ツイート
ASB News / MILITARY庵点
@ASBMilitary
・ 15時間
GERMANY: “Once we disconnect Russia from SWIFT, there is a big risk that this system will collapse, and we may then have to switch to the Chinese payment system.”

mko
@trappedsoldier

21時間
アメリカが発動しようとしているロシアに対する「これまで見たこともない制裁」は、世界経済を混乱に陥れるとあのNYタイムズさえ書いている。ロシアの金融機関、エネルギー産業、工業の発展をとどめようと狙う米国安全保障会議のピーター・ハレル。ロシアへの憎悪だけで後先考えないぼんくら
引用ツイート
Взгляд
@vzglyad
・ 21時間
Обещанные США санкции против России сочли угрозой для мировой экономики https://vz.ru/news/2022/1/30/1141140.html

mko
@trappedsoldier

14時間
ロシアのNATO非拡大の要望が、欧州と世界の平和に貢献することを無視するNHK。欧米は確約してきたNATO非拡大を再度、法的効力のある協定にしようとするロシアの要望。これにNATOの拡大で回答するアメリカ。世界戦争を開始したいのか? すべて責任はアメリカにある
nhk.or.jp
【詳しく】緊迫ウクライナ ロシアが軍事侵攻? 最新情勢は? | NHKニュース
【NHK】去年11月ごろから、ウクライナとの国境周辺にロシアが大規模な部隊を集結させてからおよそ3か月。一歩も引かないロシアに対

mko
@trappedsoldier

20時間
ウクライナ大統領ゼレンスキーが、「冷静になってくれ。パニックは不要だ」と、バイデンの「ロシアの侵略が急迫」という見解に反発。米NATOによって、ロシアに対する戦争拡大の道具にされてきたウクライナがブレーキをかけている。その時にネオナチの塹壕で「ロシアの侵略」を叫ぶ大野慎二郎
引用ツイート
TBS NEWS
@tbs_news
・ 1月30日
【緊急取材】ウクライナ・ロシア国境付近“紛争最前線”は今 ロシア侵攻にも備えるウクライナ政府軍に密着 http://cgi.tbs.co.jp/n/Ii4u #tbs #tbs_news #japan #news

3. 2022年1月31日 15:06:27 : stX5MH747A : WkMxd0dPVDFZb1E=[41] 報告
>>2
U.S. Sanctions Aimed at Russia Could Take a Wide Toll - The New York Times
https://www.nytimes.com/2022/01/29/us/politics/russia-sanctions-economy.html
>The boldest measures that President Biden is threatening to deter an invasion of Ukraine could roil the entire Russian economy ― but also those of other nations.

4. 2022年1月31日 16:01:08 : Nf2PcZ7ZZc : Z2E4eW1QcUxVaFU=[588] 報告
ウクライナの立場としては、ゼレンスキー大統領の言い分は理解できる。
米英に利用され、自分達の国を戦場にさせられ、ますます荒らされるのは避けたい。欲しいのは「自国の安全保障」であって、戦争なんぞしたくない。

だから、あまりにも米英のやり方が露骨に過ぎれば、ウクライナも中露側に接近してバランスを取りつつ、中国からの支援を期待するという戦略にシフトしていく事も十分に考えられる。中国側から既にアプローチがあるのかどうかはわからない。

感情面はともかく、中露に与すれば経済支援が得られる可能性が大きいという点は、やはり大きい。西側から侵略はさすがにされないだろうし。テロを仕掛けられ国内を不安定化させられる程度だ。

ただ勿論、国民感情の面でそうそうすんなりとはいかないし、最悪の場合は更にウクライナ国内が割れそうです。それがウクライナとしては最悪でしょう。状況を膠着させたまま、米英で何かしらの変化がおきるのを待ちたい、が本音かもね。

5. 2022年1月31日 19:52:34 : B3jX6vN1sg : ZGhnQkVHQzVxZkk=[21] 報告
戦争に巻き込まれて死ぬのは ウクライナ人 だけ だしなー

欧米の支配層は 戦争に直接関係なし♪

6. 2022年2月01日 07:57:44 : gxAtHBGd0s : L3V2bWFlNGdnVjI=[17] 報告
むかしスターリンの時代ウクライナで1500万人が餓死したジェノサイドと結論付けられてる、ホロドモールという。
その多くのウクライナ人餓死者をだした場所にロシア人が入植した。
いまウクライナで反政府活動してるのはそのロシアから入植した子孫たちだ。
7. 2022年2月01日 08:37:39 : stX5MH747A : WkMxd0dPVDFZb1E=[47] 報告
日本の国会もアメリカによる原爆をジェノサイド認定しないとな。
当時のアメリカの軍人や要人でさえも多くが否定的だったんだよな。
トルーマンはじめ一部の人間が実験的にやりたかっただけなんだよ。

エルドアンも言ってくれてるぞ(笑)

「アルメニア人虐殺」撤回要求 トルコ大統領、米に自省促す:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042700161
> エルドアン氏は「鏡を見よ」と述べ、日本への原爆投下などの事例を指摘。虐殺の歴史に言及するなら、こうした事実についても「議論の対象になり得る」として、米国に自省を促した。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際31掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
最新投稿・コメント全文リスト  コメント投稿はメルマガで即時配信  スレ建て依頼スレ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際31掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際31掲示板  
次へ