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日米首脳会談の翌日に日米軍事演習をフィリピン海で実施、中国軍機が警告の飛行
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2022.01.26 櫻井ジャーナル
岸田文雄首相は1月21日にジョー・バイデン米大統領とバーチャル会議を開き、軍事問題を中心に話し合ったという。その翌日にはフィリピン海」でアメリカ海軍の自衛隊が軍事演習を実施している。アメリカからは「カール・ビンソン」と「エイブラハム・リンカーン」の2空母を中心とする艦隊や26機のF-35戦闘機、日本からはヘリコプター空母、あるいは強襲揚陸艦とみなされている「ひゅうが」が参加した。
アメリカはユーラシア大陸の周辺部を支配し、そこから内陸部を締め上げるというアングロ・サクソンの長期戦略を踏襲している。アメリカ海軍の「インド・太平洋軍」にもその戦略を実行する役割があるが、中国が中東から石油を運ぶルートをコントロールすることが特に重要だ。
アメリカはオーストラリアやイギリスと「AUKUS」なる軍事同盟を結んだが、これについてロシア国家安全保障会議のニコライ・パトロシェフ議長は中国やロシアを仮想敵とする「アジアのNATO」だとしているが、イギリスは大陸の反対側にある国であり、アメリカとオーストラリアの同盟に近い。そこへ日本が引き摺り込まれた。
バイデン政権としては、太平洋の西側にもアメリカと一緒に戦う同盟国が存在しているとアピールしたかったのだろうが、これは中国やロシアに対する挑発でもある。23日には中国の航空機39機が、24日には13機が台湾近くを飛行したという。これは日本やアメリカへの警告だとみなされている。日本人は気にしていないようだが、COVID-19の感染拡大を演出している岸田政権は危険な「火遊び」、あるいは「戦争ごっこ」を行っている。
大統領に就任して以来、バイデンは軍事的な緊張を高めてきたが、今年に入ってそうした傾向はエスカレートしている。カザフスタンでのクーデターが成功していれば、中国やロシアへの脅しになっただろうが、これは失敗した。
ウラジミル・プーチン露大統領はアメリカ/NATOがロシアの安全を脅かしていると主張、軍事的な支配地をこれ以上東へ拡大させることを容認できないと発言、安全保障上の保証を文書化することを求めた。
しかし、バイデン政権は支配地域の拡大を続ける姿勢を崩さず、そうした方針に逆らうなとしている。EUの外務安全保障政策上級代表を務めるジョセップ・ボレルは自分たちのことを決める権利を持っているのは自分たちであり、ロシアは口をはさむなと言っている。
ブリンケンにしろ、ボレルにしろ、プーチンに唾を吐きかけたようなものだが、ロシア側の反応は厳しいものだった。1月10日にはアメリカのウェンディ・シャーマン国務副長官がロシアのセルゲイ・リャプコフ外務次官と会談したが、合意には至らなかった。その後、リャプコフ次官は交渉が袋小路に入り込んだと表現、交渉を再開する理由が見つからないともしていた。
ここで「戦争を望まないが、戦争したいなら受けて立つ」というプーチン大統領の姿勢がアメリカ側へ重くのしかかるのだが、アメリカの軍や情報機関、あるいは背後の私的権力にはマイケル・マクフォールのような好戦的な人物がいる。ウクライナに兵器を持ち込み、将兵を訓練、その一方で有力メディアが「ロシアの侵略的な姿勢」を宣伝している。状況を理解できない「チンピラ」は警戒しなければならない。
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