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中露の外相が米国の生物化学兵器の開発は不透明だとして調査チームの編成を提案
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202110100000/
2021.10.10 櫻井ジャーナル
ロシアと中国の外務大臣は10月7日、「細菌兵器(⽣物兵器)及び毒素兵器の開発、⽣産及び貯蔵の禁⽌並びに廃棄に関する条約」に関する共同声明を発表した。COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動を利用したアメリカの動きへの牽制だろうが、何か情報をつかんでいるのかもしれない。
その声明の中でアメリカが国外に200カ所を超す生物に関する研究所を展開していると指摘、その透明性に疑問を投げかけた。その上で生物兵器の使用や伝染病を調査する手助けをする機動的な生物医学チームを組織するように呼びかけている。ロシアは2018年にもこの問題に触れていた。
アメリカがロシアの国境沿いに生物化学兵器を建設しているとロシアは2013年頃から抗議していた。例えば、2013年夏頃、アメリカ軍がウクライナ東部にあるハルキーフやメレファで危険な病原体を研究する施設を建設しようとしていると問題にされている。その段階でウクライナには似た9つの施設が存在していた。
ウクライナ東部では2016年にキエフ軍が送り込んだ兵士が薬の効かないウィルス性の病気になり、20名以上が死亡したと報道されている。ハルキーフやメレファの施設から近いことから細菌兵器が漏れたのではないかと推測する人もいた。
ロシア軍の放射能・化学・生物防御部隊を率いるイゴール・キリロフ少将によると、アメリカはロシアとの国境近くに細菌兵器の研究施設を建設してきた。ウクライナだけでないということである。
そうした施設が作られた国として名前が挙がっているのは、ウクライナのほか、アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタン、ジョージアなど。アフガニスタン、パキスタン、台湾、フィリピン、韓国、そして日本にもアメリカ国防総省の影響下にある細菌に関する研究施設が存在しているという。
アメリカで生物化学兵器の研究が始まるのはUSBWL(陸軍生物兵器研究所)がキャンプ・デトリック(後のフォート・デトリック)に創設された1943年のことだが、研究開発が本格化するのは第2次世界大戦の後に日本やドイツから生物化学兵器に関する資料がアメリカへ引き渡され、日独の研究員が合流してからだ。
1950年6月に勃発した朝鮮戦争でアメリカは生物兵器を使ったと言われている。1952年2月に朝鮮の外務大臣はアメリカ軍が細菌兵器を使用していると国連に抗議、アメリカ側は事実無根だと主張したが、1970年代にウィリアム・コルビーCIA長官が議会で行った証言の中で、1952年にアメリカ軍が生物化学兵器を使ったと認めている。
アメリカに生物化学兵器に関する情報を提供、その開発に協力した日本の生物化学兵器人脈は日本国内において「伝染病対策」の中枢を形成することになる。その拠点として1947年には国立予防衛生研究所(予研)が創設された。1997年には国立感染症研究所(感染研)に改名されている。
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