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バイデン政権も歴代米政府と同様、「テロとの戦争」を口実に非武装の市民を殺す
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202109120000/
2021.09.12 櫻井ジャーナル
アメリカ軍は8月29日、アフガニスタンにおいて自動車をドローンで攻撃、子ども7名を含む10名を殺害した。運転していたのはカリフォルニア州を拠点とする支援グループで2006年から電気技術者として働いていたゼマリ・アーマディで、仕事仲間や子どもが同乗していた。アメリカ政府の主張とは違い、ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国などとも表記)とは無関係だった。20年間、アメリカ軍は同じことを繰り返してきたことをまた行ったわけだ。
その3日前、カブールのハミド・カルザイ国際空港では「自爆攻撃」があり、180名以上が死亡したと言われているが、空港にいた人びとの話によると、死者の大半はパニックに陥ったアメリカ兵に射殺されたという。
空港のゲートが開かれたままだったことが攻撃を容易にしたと言われているが、CIAが拠点にしていた「イーグル基地」をアメリカ軍が破壊したことも防御能力を弱めたと見られている。またアメリカ国防総省は攻撃の25時間前に「ISIS-K(ホラーサーン)」の攻撃が迫っていることを知っていたという。タリバーンからも警告があったようだ。
20年前、アメリカはタリバーンがオサマ・ビン・ラディンを匿っているという口実で攻撃を始めた。2001年9月11月にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)を攻撃(9/11)したのはビン・ラディンの武装勢力だとジョージ・W・ブッシュ政権は詳しい調査をせずに断定、ビン・ラディンの引き渡しをタリバーンに要求したが、それに対してタリバーンは証拠を示せば引き渡すと回答した。アメリカは証拠を見せず、攻撃を始めたのである。
そのタリバーンが8月15日にカブールを制圧した。ジョー・バイデン政権はシリア侵略に使しているサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を中心とするジハード傭兵をアフガニスタンへ移動させてきた。2015年9月にロシア軍がシリア政府の要請で軍事介入、敗走した戦闘員の一部(おそらく幹部)をアフガニスタンへ運んだのである。
タリバーンの広報を担当しているザビフラー・ムジャヒドはオサマ・ビン・ラディンが9/11を実行したことを示す証拠は示されていないと今でも主張している。これは正しい。9/11では旅客機がハイジャックされたとされ、その犯人の名前や写真も公開されているが、その人びとが旅客機に乗っていたことを示す証拠もない。その一方でアメリカ政府の描くシナリオは謎だらけだ。科学は無視されている。
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