アフガニスタンを中露側に押しやる米国／田中宇仁王像

アフガニスタンを中露側に押しやる米国／田中宇
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/840.html
投稿者仁王像日時 2021 年 9 月 03 日 11:11:05: jdZgmZ21Prm8E　kG2JpJGc

◆アフガニスタンを中露側に押しやる米国／田中宇
　https://tanakanews.com/
　【2021年9月2日】
　タリバンは米国や欧日に対し、総撤退した外交団やNGOに戻ってきてほしいと言っている。
　欧米勢が総撤退したのでアフガニスタンは非米側の中露イランの影響下に入っていく。
　タリバンはそれを望んでおらず、欧米日など米国側に戻ってきてもらい、今後のアフガニスタンが米国側と非米側のバランスの中に居続けることを望んでいる。両者をバランスできる方がタリバン政権に有利だ。米国は、タリバンと仲良くすれば覇権の喪失を減速できる。タリバンもそれを望んでいる。しかし米国はその道を選ばず、タリバンからの残留提案を断って、拙速に総撤退してすべてを失っている。
　米国は、タリバンを強く中露側に押しやっており、とても隠れ多極主義的だ。これは失策でなく（未必の）故意である。
　

1. 2021年9月04日 12:05:16 : hHRyrQsPsY : Nk5rVnVxSUM2Vk0=[572] 報告

▲△▽▼

もちろん、タリバンにとってはバランスの一方にアメリカも存在する状況のほうが好ましい。
しかし、アメリカの政治状況がそれを許さない。特に、ステロイドされたブッシュ政権であるオバマ政権の副大統領だったバイデン政権にしてみれば、おめおめ、のこのこ、タリバンさんこれからよろしく、なんて出来ない。

2. ローズウッドプラス[14] g42BW4NZg0WDYoNog3aDiYNY 2021年9月04日 19:46:12 : BQL10kFq9w : TWZCMDJPTGJHMlE=[14] 報告

▲△▽▼

資本主義経済ではリターンの無い所に投資をしない。20年前のアフガニスタン近辺の国々の状況を思い出すと、アメリカにとって投資の対象ではなかった。インドやパキスタンにもほとんど関心が無かった。安全保障がリターンと同等と見做したからアメリカは軍事作戦を実行し投資した。今は戦争が終了して、冷静に投資の対象かどうか評価する段階だ。たぶん結論はNOだろう。全てを失ったのではなく、損切をしたのだ。中露も他の国も基本的に考え方は同じだ。さらに中国は隣国、ロシアは旧ソ連邦国を介して隣国だ。経済的、社会的、安全保障上の関心はアメリカの比ではない。状況は20年前と比べて米英に不利だ。

3. 2021年9月05日 19:28:29 : AJbVTKRqdM : LlF6R1JQYUt5R2c=[24] 報告

▲△▽▼

アメリカは中国＝悪の宣伝に必死だが実際中国周辺で対中敵意をもつ国はそう多くない。

インドは別に反中ではないよ。カシミールの国境紛争などその地区だけの話。その地域はイスラム教徒でむしろ親中東。ミャンマーも中国との関係は結構深い。東南アジア、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシアで中国に反発する風土はあるが経済を握っているのはほんのわずかの中国系の人間。指導者は中国系でどうにもならんでしょう。ロシアも今は親中国。

台湾を応援したい日本のウヨだが実際海峡の両岸とも現状維持を希望。台湾と福建省との経済関係は深い。

ウイグル、チベットはしょせんアメリカの宣伝道具、ダライ・ラマの生活費はアメリカが負担。

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