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昨年の大統領選挙以来、アメリカではトンデモ状態が以下のように続いている
1.どう見ても開票不正が疑われるのに、民主党、アメリカのメディアは揃って無視し、それどころか問題にするものを陰謀論者扱いした。
2.さらに、プロジェクトヴェリタスによれば CNNディレクターのチャールズ・チェスターが、CNNネットワークがトランプを大統領の座から引きずり下ろすための「プロパガンダ」に関与していたことを認めたと報じている。「我々の焦点は、トランプを大統領の座から引きずり下ろすことだった」・・・「私がCNNに来たのは、その一部になりたかった(貢献したかった)からだ。」ということだ。
3.また、1月6日の議会の所謂襲撃事件もトランプ責任など問えそうものない状況にもかかわらず、Pelosiを先頭にして弾劾裁判まで進んだ。
4.そうして折角、大統領に祭り上げたバイデンの認知能力に問題がありそうなことは必死になって隠蔽している。
5.国内では、BLMの狼藉は遠巻きにしているだけで、BLMはやりたい放題、ポートランドなどは破綻都市になりかけている。
6.さらに、不法滞在者を合法化し、南部国境からもどんどん子供を中心に受入を進めている。
7.一方、海外では、ウクライナを焚きつけロシアとの戦争に向かわせようとし、さらに台湾に独立国への希望を与えるようなてこ入れを始め、中国との紛争を作り出している。
これらのトンデモ状態は、今のアメリカが、日本人が想像する人権を重視し、融和的な政策をとるというリベラルとは全く違う「リベラル」派に牛耳られているためだと考えている。今の民主党を中心とする「リベラル」派は、自身が規定するリベラル(主に人権重視、差別撤廃、弱者保護)でないものはどんな手段を使っても放逐すべきであり、「リベラル」の大義のためには何をしても許されると考えている。
そして、自身が考える「リベラル」の対極にあるトランプを葬り去るためには選挙違反も許されるし、プロパガンダも是認どころか推奨される。このためCNNのディレクターもおおっぴらに上記のような発言をしたのだろう。
このように「リベラル」のためなら何をしてもいいという点では、原理主義、ファンドメンタリストであり、コーランに背むいたと断罪した者を許さないタリバンとメンタリティはあまり変わりがない。タリバンのように姿形が目立てば、いささか精神的に偏った人々を相手にしているとすぐわかるが、民主原理主義タリバンは、ステルスでありたちが悪い。
この原理主義が、国際社会に投影されたものが所謂ネオコンであり、今のウクライナ、台湾・問題である。民主主義国でない国の独裁者に、虐げられている国や地域がある。これだけで、民主原理主義タリバンの出番である。この場合、独裁者から何が何でもウクライナ、台湾を救出しなくてはならない。手段は選ばない。トランプ追い落としの大統領選挙と同じである。このためビクトリア・ヌーランドが行ったような偽旗攻撃やプロパガンダが利用される。
やっかいなのは、原理主義であるが故に、イデオロギー闘争となり、妥協ができない点である。リアリストだったキッシンジャーのような足して2で割るような解決は優先されない。ロン・ポールなどは、遙か彼方のウクライナでロシア相手の火遊びにどれほど重要性があるのか、そもそもロシア系住民の処遇の問題であり、そんなことより自国の国境を何とかしろといっているが、そのようなことを聞く耳は持たないだろう。頭にあるのは、トロキストのような民主永久革命であり、悪と決めつけた政権とは妥協できない。これは、イラクのフセイン政権、リビアのカダフィ政権の時にも見られたことである。
民主主義革命を輸出するのは、アメリカのManifest Destinyといった思想も影響していると思われるが、中国ロシア相手の原理主義運動は、妥協がないため第三次対戦に結びつく危険性を孕む。中国ロシアも相手の目標が自国の政体転覆であることを理解している。妥協の余地がなければ有利な時を見計らっての戦争しかない。
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