http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/348.html
Tweet |
COVID-19という悪霊を中国が作ったとする宣伝を信じた米国人が8名を射殺
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202103180001/
2021.03.18 櫻井ジャーナル
アメリカのジョージア州アトランタ周辺にある3つのマッサージ・パーラーで銃撃事件があり、8名が殺された。そのうち6名がアジア系の女性だという。容疑者としてロバート・アーロン・ロングなる21歳の男性が逮捕された。
ロングは事件の直前、COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)と中国を結びつける主張を書き込んでいる。中国は「武漢ウイルス」を作り出し、世界を支配する計画の一部として50万人のアメリカ人を殺したと信じているようで、「全てのアメリカ人は中国に反撃しなければならない」を訴えている。そしてマッサージ・パーラーを襲い、8名を殺したわけだ。
この主張をロングが信じたのは、西側でそうしたプロパガンダが繰り広げられてきたからにほかならない。拡声器役は有力メディアだ。事実を調べている人なら西側のプロパガンダが正しくないことは理解しているだろうが、「権威」の言うことに疑いを持たない人も少なくない。ロングと同じようなことを書き込んでいる日本人も少なくない。
ここで、もう一度、COVID-19騒動を振り返ってみる。
2019年12月の終わりに武漢の病院で肺炎が原因で死亡する患者が見つかったところから始まる。患者9名ほどのサンプルを調べたところ、SARSに似たコロナウイルスが病原体だと判断された。2020年1月には肺炎の原因が「新型コロナウイルス」によるものだと報道されている。
2020年1月22日、中国の国務院新聞弁公室で行われた記者会見に中国疾病預防控制中心の高福主任が登場、武漢市内の海鮮市場で売られていた野生動物から人にウイルスが感染したとする見方を示したことで武漢から伝染病が広まったという話が信じられるようになった。高の専門はウイルス学と免疫学だ。
高はイギリスのオックスフォード大学に留学し、アメリカのハーバード大学で研究した経験の持ち主。2019年10月18日にニューヨークでコロナウイルスが全世界で流行するというシミュレーション、「イベント201」が行われたが、それに高も参加していた。
イベント201を主催した団体はジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、そしてWEF(世界経済フォーラム)。ジョー・バイデン政権で国家情報長官に選ばれたアブリル・ヘインズや広告会社エデルマンでCOOを務めるマシュー・ハリントンも高と同じように参加していた。
武漢には病原体を研究する施設が存在するが、本ブログでは繰り返し書いてきたように、アメリカの私的権力と結びついている。中国科学院武漢病毒研究所へはアメリカのNIH(国立衛生研究所)から研究費として370万ドルが提供され、テキサス大学のガルベストン・ナショナル研究所やカナダのNML(ナショナル細菌研究所)と共同で細菌に関する研究を実施してきた。タミフルやレムデシビルを開発したアメリカの製薬会社ギリアド・サイエンシズともつながる。このコネクションには高も含まれているのだろう。
このネットワークが生きていればアメリカのシナリオ通りに事態は推移しただろうが、2020年2月に状況は大きく変化する。中国のCOVID-19対策は軍の医療部門の幹部で細菌戦の専門家と見なされている陳薇が指揮することになったのだ。陳薇の下、事態は沈静化された。そこでアメリカは「隠蔽工作」を主張するようになる。その「話」をロングは信じ、殺人犯になった。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。