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2021年2月1日 11時31分
【バンコク=岩崎健太朗】ミャンマーの与党、国民民主連盟(NLD)の報道官は1日未明、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相やウィン・ミン大統領、NLD幹部らが、国軍に拘束されたと本紙に明らかにした。AP通信は「軍事クーデターが起きた」と伝えた。ミャンマーでは昨年11月の総選挙でNLDが圧勝したが、国軍側が「不正があった」と選挙結果の受け入れを拒否。1日に選挙後初となる連邦議会開会を控え、緊張が高まっていた。
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NLD報道官は取材に対し「スー・チー氏やウィン・ミン氏、幹部ら数人が連れ去られた」と説明。NLD幹部ら30人以上が拘束されたとの情報もある。地元テレビ局は放送が中止され、首都ネピドーなど一部地域では通信回線が遮断されたという。軍側は公式なコメントをしていない。
昨年11月の総選挙では、NLDが改選476議席の8割超の396議席を得て圧勝する一方、国軍系の連邦団結発展党(USDP)は33議席に減少。国軍は影響力低下に危機感を抱いていたとされ、二重投票などの不正があったなどと選管に不服を申し立てていた。
1月中旬以降、強硬姿勢を強め、国軍報道官は1月26日の記者会見で、クーデターの可能性について「イエスかノーか答えられない」と明確に否定しなかった。ミン・アウン・フライン国軍総司令官も27日の演説で、選挙不正の訴えがNLD政府に受け入れられないことを念頭に現行憲法廃止に言及。しかし、国連や欧米各国大使が相次いで沈静化を求める声明を出すと、国軍は30日に「軍は憲法を擁護し、順守する」との声明で緊張を打ち消していた。
長らく軍政が続いたミャンマーでは1988年の民主化運動をきっかけにNLDが誕生。2011年、民政移管でUSDPが政権を引き継ぎ、15年の総選挙でNLDが政権交代を果たした。
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