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「『僕は全然把握していません』尾ア治夫・東京都医師会会長が手にした“疑惑のカネ”〈本人を直撃すると…〉」
(文春オンライン 2022/2/10)
https://bunshun.jp/articles/-/51942
2年前に新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、テレビでおなじみの顔になった東京都医師会会長の尾崎治夫氏(70)。
政府の観光政策「Go Toキャンペーン」に対して「Not Go Toキャンペーン」を提案し、「政治家は医療現場を見に来い」と強烈に批判。昨年の東京五輪でも「今の状況では開催困難」と開催中止を訴えるなど、政府にも忖度なしの直言居士として世間の注目を集めてきた。
だが、こうした表の顔とは裏腹に、尾崎氏には医療審査にからむ重大な疑惑が存在することが、ジャーナリストの岩澤倫彦氏が「文藝春秋」に発表したレポートで明らかとなった。
■ 循環器内科なのに歯科医療で独占的に審査
2012年に山中伸弥・京都大学教授が「iPS細胞」でノーベル賞を受賞したこともあって、「再生医療」と呼ばれる医療技術が身近なものになってきた。人体から取り出した細胞を培養・加工するなどしたあとに再び人体に戻すことで、身体の失われた組織や機能を再生させるものだ。近年では歯科治療や美容整形など、様々な分野でこの技術が使われるようになっている。
この再生医療を行うには、全国に約160ある「認定再生医療等委員会」の審査を受ける必要がある。
尾崎氏は循環器内科の医師で、東京都東久留米市で「医療法人社団順朋会おざき内科循環器クリニック」を開業しているが、そこにも「認定再生医療等委員会」が設置され、尾崎氏が委員長を務めている。
ところが――同委員会は歯科医療にからむ再生医療の審査を独占的に引き受けていたことが、岩澤氏の調査で明らかになった。
現在、日本全国で届出されている再生医療の計画のうち、比較的低リスクの「第三種・治療」に分類されるものが約3500件ある。そのうち、順朋会の審査件数は約1300件にも及ぶ。じつに全体の約4割を占めているのだ。
過去に同委員会がおこなった累計の審査件数は約1700件もある。
その内訳をみると、「CGF」という顎の骨などの再生医療に関する審査が累計で約1400件と、圧倒的に多い。
■ 「審査される側」の関連ビジネスの会社役員に就任
不可解なのは、順朋会の委員会の事務局が置かれている場所だ。所在地は東京・新宿区の「コアフロント株式会社」となっており、これまで開催された委員会の会場は、すべて同社の会議室となっている。
コア社を調べると、医療機器の製造・販売などをおこなう会社であることが分かった。中でも歯科治療の機器が事業の柱であり、「CGF」の作成に必要な遠心分離機を販売するなどして利益を得ている。
さらに、同社の取締役に尾崎氏、監査役に尾崎夫人が名を連ね、二人はコア社の大株主でもあった。
つまり、尾崎夫妻はコア社の役員・大株主である一方、コア社の商売であるCGFの審査にかかわり、しかもコア社で審査業務をおこなっていたことになる。審査する側が審査される側の関連ビジネスに関与していたことは、重大な利益相反が疑われる。
■ 濡れ手で粟
膨大な数の審査をこなすとなると、委員会に入る審査料も相当な金額になるだろう。
順朋会のウェブサイトを確認すると、再生医療計画の審査にかかる費用は、1件あたり4万〜5万円(税別)。これに別途、事務手数料が加算されると書かれている。
「CGFのセミナーに参加した際、新規の審査を相談したら、総額で10万円かかったと記憶しています」(ある歯科医)
順朋会がおこなった審査件数は約1700件。単純計算すると、審査費用だけで最低でも6800万円、最高で約1億7000万円が順朋会に入ったことになる。
さらに審査後の定期報告でも、2万8000〜3万円、プラス事務手数料が必要となる。記録を辿ると、この7年間で定期報告は約5000件。定期報告だけで、1億4000万円以上の金額が入る。まさに濡れ手で粟だ。
■ 利益は「全然把握していません」
これらの疑惑を尾崎氏に直接質した。
――再生医療の審査で、順朋会はどれくらいの利益を得たのか。
尾崎 いや、僕は全然把握していませんよ。全然関係ないから。人件費とか、いろんな手数料で相殺されていると思っています。
――循環器が専門の尾 会長が、歯科の再生医療を審査する理由は。
尾崎 じゃあ例えば、東京都医師会でコロナ対策を私がやっていますけど、私は循環器の医者だから、コロナのことは言っちゃいけない、っていう話なんですか?
そして利益相反の疑いについて繰り返し問ううち、尾 氏は利益相反を認めたうえで、当局に責任を転嫁するような言葉を発した。
――もう一度聞きますが、利益相反の認識は全くない?
尾崎 委員会をつくる時、「利益相反する人を入れてはいけない」というのは、どこにも書いていないですよ。我々が内緒で委員会に入ったのなら糾弾されるべきだけど、ちゃんと利益相反があるメンバーで届け出をして認められているわけだから。あとは厚生局の問題だと思いますよ。
■ トップとしてのモラルを問う
尾崎氏は医師会内で隠然たる影響力を持ち、5選を目指していた横倉義武・前日本医師会会長に引導を渡し、現在の中川俊男・日本医師会会長を誕生させた立役者とされている。
「次期日本医師会会長候補の筆頭」(医師会関係者)との呼び声も高い。
コロナ禍において医師会に厳しい目が向けられる中、率先して襟を正すべき立場の尾崎氏は、疑惑について苦しい強弁を続けるのだった。
尾崎氏の闇に迫った岩澤倫彦氏のレポート「尾崎治夫都医師会会長『疑惑のカネ』」は「文藝春秋」3月号(2月10日発売)に掲載されている。
------(引用ここまで)--------------------------------
尾ア治夫氏と言えば、昨夏、イベルメクチン投与を提言し、それが世界中に報道されました。
「東京都医師会、イベルメクチン投与を提言 重症化予防で (日経新聞)」
(拙稿 2021/8/28)
http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/291.html
イベルメクチンで新型コロナが治癒すると、ワクチンが売れなくなって困る製薬会社が、
国民洗脳メディアの文春を使って、尾崎叩きを始めたと見るべきでしょう。
ツイッターでは、尾崎氏の兄は過激派云々と言った工作員による攻撃も始まっています。
文春は偉そうに利益相反がどうのこうの言っていますが、ワクチン業界はどうなのか。
ファイザーの新聞広告に堂々と登場する忽那賢志医師が、公共放送で
ワクチンを打て打てと言う。
これが利益相反でなくて何でしょうか。
尾ア治夫氏を援護する気は毛頭ありませんが、イベルメクチンが絡んでいることは
間違いないでしょう。
(関連情報)
「「今こそイベルメクチンを使え」東京都医師会の尾崎治夫会長が語ったその効能 」
(読売新聞 2021/08/19)
https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/cknews/20210818-OYT8T50030/
「日経のファイザー見開き広告に忽那賢志医師が堂々と登場」 (拙稿 2021/12/8)
http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/830.html
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