「みなし陽性」は、究極のワル知恵だ

回目接種者がたった２％で伸びないことに業を煮やした政府と医療専門家は、まさかの禁じ手「みなし陽性」を始めた。「熱がある、のどが痛い」だけで検査省略オミクロン。三浦瑠麗『それじゃ、風邪でも何でもオミクロンになりますよ』、誰でもそう思う。そう、オミ感染者の数字を増やしたいだけ、英仏米のように１０万台に増やしたい、３，４万でピークアウトでは格好が悪い。さらに、３回目接種縛りが政界中の政府に課せらているようだ。憶測だが、３回目接種率６０％あたりがWHOの決めている「規制撤廃」の合格ラインに見える。日本の場合、今の２％から６０％への遠い道、知恵を絞った結果の一つが「みなし陽性」、笑ってしまうが、努力は理解できるが。

北欧で規制解除ドミノが始まった、
日本には一か月遅れて来る

民間シミュレーションでは２月９日が東京のピークアウトで、その後１か月かけて１０００人以下に減少させ、その間に３回目接種率を何とか誤魔化してでも６０％に持ってゆく。サクラと入学の季節に合わせて全国的な「規制解除」とする政治日程が描かれている？。
世界中が似た流れになるだろう。すでに北欧諸国で規制解除ドミノが始まっている。
デンマーク、2月9日をもってコロナ規制を全て撤廃　ＥＵで初（CNN.）、政府は新型コロナをもはや「社会的に重大な疾患」とはみなさないとしている。フィンランドとノルウェーも2月末までにすべての規制を廃止する。スウェーデンは世界保健機関による警告にもかかわらず、今後2、3週間で制限を解除する。スイス保険大臣は「コロナが風土病の段階に突入しようとしている」ので２週間後に制限を緩和すると発表。

「みなし陽性」ばかりじゃない、「みなし接種」もある

マン防延長だの、いまさら緊急宣言だの、涙ぐましい茶番の先に全面解除が約束されていると思えば気は楽であるが、感染者数の爆発で慌てて接種にむかう人たちは確かにいるが、脳みそのある人間なら「ノーモア３回目」になる。政府はもう一つの禁じ手を使うことにした。企業単位の職域接種条件を緩くして会場を増やした。接種申し込みリストの段階で接種率６０％達成が約束される、こんな確実な手はない。上がってきた数字がすべて、実際に何を打ったか、打ったか打たなかったかは調べない。各職域接種会場からワクチン接種円滑化システム（V-SYS）に報告されたもの、 卸売販売業者からV-SYSに報告されたものが正式な接種記録になる。自治体から個人に郵送された接種券だけ提出して、V-SYSに打ち込んでくれる「みなし接種」サービスが実際にあるようだ。多分かなりある。菅前総理もこの手で70％接種を短期達成してＧ７に胸張って参加できた。岸田政権は３回目接種をプッシュするために今なりふり構っていられなくなっている。濃厚接触をデッチアゲて医療崩壊を演出したり、岸田自身がテレビ特別談話したり、ついには究極の禁じ手「皇室」利用で、上皇接種を演出して見せた。手を合わせて拝みながら「あたしも、俺も」の高齢者はいるにはいるが、効果は焼け石に水だろうに。それにしても、日本の規制解除へカギを握るのは「みなし陽性」と「みなし接種」という笑える現実である。

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