http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/594.html
Tweet |
ワクチンじゃない?謎のコロナ急減解く3つの鍵
−ロックダウンなど強い行動制限なしでも急減した−
仲田 泰祐/東洋経済ONLINE 10月27日
https://toyokeizai.net/articles/-/464336
(5ページあるので、前文と超要約のみ)
東京都では7月後半から新型コロナウイルスの感染が急拡大した。8月前半には多くの人々が、人流を大幅に削減しなければ感染は減少しないと主張した。ロックダウンを求める声もあった。
現実には8月中旬から多くの人流データは増加に転じた、もしくは下げ止まったにもかかわらず、感染は急速に減少した。東京都での1日新規感染者数(7日間平均)は8月19日には4774人であったが、その1カ月後の9月19日には815人、2カ月後の10月19日には52人である。この記事を書いている現在もまだ減少は続いている。
この急速な感染減少の要因に関してさまざまな推測・仮説が提示されているが、それらの定量的重要性を探った分析はあまり提示されていない。今後さまざまな分析が提示されてくると推測するが、現時点では、10月19日に発表された名古屋工業大学の平田研究室(平田晃正教授)の分析「7〜9月における新規陽性者数の増加と減少について」とわれわれが今回公表した分析の2つである。
この論考では、われわれのレポートの要旨を読者の皆様にお届けしたい(別府その他〈2021〉「東京での感染減少の要因:定量分析」)。
・ワクチンだけが感染急減の要因にならない
ワクチン接種は7月後半から感染を抑制させる大きな力を継続的に働かせているが、それだけでは8月後半からの感染減少のタイミングと急速さは説明しにくい。
・「追加的な人流抑制をしなくても感染が急速に減少することもある」ことが判明したことは、今後の政策に大きな含意がある。
・感染減少に貢献したかもしれない3つの要素
1.当時の想定よりも低いデルタ株の感染力
2.医療逼迫による人々のリスク回避
3.自然の周期
120日のサイクルと過去の接触率パラメーターとの相関関係を考慮した見通しを
立てていたら、8月後半以降の感染減少をある程度捉えることができる。
・「ロックダウン等の強い追加的行動制限なしでも感染は急速に減少することがある」という事実である。
この事実は、今後感染症対策と社会経済の両立を考えていくうえで示唆がある。もし周期性や医療逼迫によるリスク回避説にある程度の正当性があるのならば、感染拡大時において休校・時短要請・イベントでの人数制限等の追加的な人流削減政策を打たなくても、感染はある時点で減少に向かうと考えられる。政府は人々に正しい情報を提供することに徹することが重要であると言えるかもしれない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
著者は仲田 泰祐(東京大学大学院経済学研究科 准教授)、本来は「マクロ経済学」の研究者。
「内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室」が主宰する「COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト」の一員でもあるらしい。
https://www.covid19-ai.jp/ja-jp/
シミュレーション学者が単純なモデルからより実際に即したモデルを構築しようとするのは大いに評価できます。
”ワクチン”や”人流抑制”なしでも感染の急減は起こりうることを表明しているのもたいへんよろしい。 願わくば政府で公式に表明して欲しいもんだ。
しかし! なんで「季節」を無視するかな? アタマ悪いんとちゃう?
風邪が冬に流行るのは当たり前。 「夏風邪」も古くからある言葉。
で、ヒトが「木の芽どき(このめどき)」(3〜4月)に体調不良になりやすいのもジジ・ババから聞く話。
そして「秋」は食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋。 ヒトの体調が一番安定する季節だから、風邪も引きにくいのだ。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。