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2021年8月18日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/125005?rct=national
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、中等症患者を治療する神奈川県立足柄上病院(松田町)は、肺炎を起こし重症に近い患者ばかりで満床状態だ。昨年2月、集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のコロナ対応に当たった医師は「療養する自宅はまさに船室のよう。関東圏が大きなクルーズ船のように感じる」と危機感を募らせている。(石原真樹)
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◆自宅療養中に悪化し肺炎に
この病院は県の要請を受け、コロナ病床をこれまでで最多の28床確保したが、今月5日には満床になった。患者が退院してベッドが空き次第入院を受け入れる綱渡りの状態が続く。
クルーズ船の乗客の治療に当たった同院の岩渕敬介医師によると、搬送される患者のほとんどが自宅療養中に悪化し肺炎を起こしているという。
30代男性は発症4日目ごろにベッドから起き上がれなくなり、自宅療養者に対応する県のコロナ119番に入院を希望したが「30人待ちで対応できない」と断られた。容体は日々悪化し、安静時に98%あった血中酸素飽和度が90%を切り搬送対象となった。入院を希望してから搬送まで1週間ほどかかったという。
岩渕医師は「かなり危険な状態だった」と明かす。「第4波までなら93%になった段階で搬送されていた。より重症な人がいれば順番が回ってこない」と危機感をあらわにする。
◆搬送に時間がかかり病状が悪化
搬送されてくる患者の病状は、県から要請を受けた時点の情報よりも悪化しているという。患者が激増しているため細かな情報確認がままならない中で搬送調整が行われ、搬送に時間がかかる間に病状が悪化しているとみられる。
岩渕医師は現在の状況が、船室で病状を悪化させた乗客が次々と運び込まれたクルーズ船当時と重なるという。
◆病院に入れるかは運
1月に75歳だった患者の平均年齢は、7月は52歳。若くて体力のある患者が多く、治療法も増えたため、同月以降は重症化し転院した患者はいない。
高流量の酸素を鼻から吸入する機器「ネーザルハイフロー」の導入により、以前なら人工呼吸器が必要で重症病床に転院しなければならなかった患者も中等症病床で治療できるようになった。
それでも、入院できず適切な治療を受けられなければ死に至る危険はある。17日現在、県内の病床使用率は重症者用が89.83%、全体でも81.63%。岩渕医師は「今はコロナに感染すると病院に入れるかは運。つらい状態でずっと家にいなければならないかもしれない」と表情を曇らせた。
- 「酸素投与しかできない…つらい」 応急施設の医療従事者のやり切れない思い(東京新聞) 蒲田の富士山 2021/8/18 18:09:54
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- Re: 「酸素投与しかできない…つらい」 応急施設の医療従事者のやり切れない思い(東京新聞) 蒲田の富士山 2021/8/19 15:52:37
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- Re: 「酸素投与しかできない…つらい」 応急施設の医療従事者のやり切れない思い(東京新聞) 蒲田の富士山 2021/8/19 15:52:37
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