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2022年1月16日 05時50分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/154203?rct=economics
アイデア豊かな生活雑貨で人気のメーカー「マーナ」(墨田区)が今年、創業150年を迎える。新潟県で刷毛はけメーカーとして生まれ、下町・浅草で育ち1世紀半。ユーザーの心をつかむ商品開発のカギは誠実さと時代をとらえて利用者の声を謙虚に聞く姿勢にあった。(嶋村光希子)
◆すぐ畳めるエコバッグ「シュパット」累計1100万超え
魚の形をした食器洗いスポンジ、ブタの顔をあしらった落としぶた、自立するしゃもじ…。隅田川のほとりにある本社ショールームに、開発したアイデア商品が所狭しと並ぶ。中でも即座に畳めるエコバッグ、その名も「シュパット」は2015年の販売以来、レジ袋有料化の追い風もあり累計1100万枚を超え、マーナの知名度を押し上げた商品の一つだ。創業家出身で開発を統括する名児耶なごや 剛ごう専務(38)は「先人たちが時代の変化をくみ、消費者が本当に必要なモノを丁寧に拾い集めて形にしてきた」と語る。
マーナは1872(明治5)年、新潟県長岡市で刷毛やブラシの製造を開始。国産ブラシ生産の先駆けとして94年に浅草に進出。雷門の夜店でゴザを敷いて売り大繁盛したという。その後、ブラシ以外のアイデア商品で事業を拡大した。
◆「誠実であれ」をヒントに改革
ただその歴史は常に順風満帆とはいかなかった。2012〜16年ごろはヒット商品に恵まれず、業績は低迷。名児耶専務は当時を「魔の4年間」と呼び、「数打てば当たると小手先の開発だった。ユーザー目線の商品を見失っていた」。
そんな時に思い当たったのが、歴代社長の「誠実であれ」や「どんな人や意見からも学ぶことがある」といった言葉。開発メンバーが一つ一つの商品に誠実に向き合えるよう、年間の新商品数を約3分の1に絞るなどして改革を進めた。
◆SNSの声を商品開発に
近年、名児耶専務が注目するのはインスタグラムなど会員制交流サイト(SNS)上での声や反応だ。人気の調味料ポットで「サイズを選べるとなお良い」といったコメントを見つけ、すぐに大きなサイズを商品化。名児耶専務は「ユーザーと対話できるすばらしい時代」ととらえる。
現在、商品はキッチンや風呂、掃除用品など多岐にわたり、料理教室や建材メーカーなどその道のプロとの協業(コラボレーション)商品も幅広く進む。150周年を迎え、名児耶専務は「まだまだ成長の可能性を秘めている。150年はただの通過点で、今後も地道に丁寧にやっていきたい」と前を見据える。
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