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2022年1月13日 12時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/153950
本紙を発行する中日新聞社(名古屋市)が出版した写真集「よみがえる記憶北陸の鉄路」が12日、「島秀雄記念優秀著作賞」単行本部門に選ばれた。同賞は全国の鉄道愛好家でつくる鉄道友の会(本部・東京都千代田区)が鉄道分野の優れた著作物に贈る。北陸3県の鉄道写真500点を収録した作品で、当時の街並みや暮らしぶりを知ることができるとして評価された。
著者は鉄道友の会北陸支部長で金沢市の西脇恵めぐむさん(82)。西脇さんは「こんな素晴らしい賞を受けて、夢のようだ」と話す。単行本部門では会員や出版社などから推薦された22作品のうち「北陸の鉄路」を含む2作品が選ばれた。
西脇さんが1960(昭和35)年から4半世紀をかけて撮影した1万枚超のモノクロ写真から、石川を中心とした北陸3県の鉄道写真500点を抜粋。車両のみならず、建物や人々の営みなど、鉄道がある風景を記録した。選考委員からは「単なる鉄道写真集ではなく、鉄道とともに暮らす人々への記録にもなっている」との意見が出された。
受賞理由では発売後わずか4カ月で6刷に達した点に触れ「鉄道ファンのみならず、多くの人々に共感を与えた」としている。西脇さんは「いつか役に立つと思って記録してきたが、読者に喜ばれたのが何よりうれしい」と笑顔を見せる。
共著者は同支部監事で中日新聞北陸本社(金沢市)の泉竜太郎カメラマン(45)。古く劣化した1万カット超ものネガフィルムを全てデジタル化し、収録する写真を選び、1枚1枚を丹念に復元した。西脇さんから撮影当時の様子や北陸の鉄道事情を聞き取り、写真説明を執筆し、レイアウトなどの編集作業を担当した。
◆「歴史的文献としても価値が高い」
鉄道友の会の須田寛会長(JR東海初代社長・現顧問)は12日、取材に「当時の世相に鉄道がとけ込んでいる様子が克明に記録されている。写真集としてはもちろん、歴史的文献としても価値が高い」と語った。
西脇恵さんが24年間にもわたり、撮り続けたモノクロ写真について「街並みを走る車両、沿線の風景、乗車する人々の表情など時代の移り変わりを知ることができる。そもそも北陸を舞台にした写真集が珍しい」と指摘。1万枚超から掲載する写真を選び、当時の鉄道事情を添え、1冊にレイアウトした編集作業にも触れ「取材力がある新聞社ならではの視点を感じた。写真の魅力を最大限に引き出している」と評した。
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