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今後の世界の方向について色々な争点がある中で、人口問題も大きな論点となっている。
マイクロソフト社の創始者で大富豪のビル・ゲイツ氏は、ワクチンで人口抑制を図りたいと考えている。
と言っても一部ネットに出回る「殺人ワクチンを打って・・・」との類の噂は陰謀論であって、財団の活動を通して感染症ワクチンの普及や衛生環境の改善等により乳幼児死亡率を減らし、それにより特にアフリカの多産の習慣を無くし、以て人口を抑制するという企図だそうだ。なんだか「風が吹けば桶屋が儲かる」のような迂遠でしっくりしない感も残るが、そういう事らしい。
一方、スペースX社、テスラ社、最近では買収したツイッター社等を経営する同じく大富豪のイーロン・マスク氏は、ゲイツ氏らに対抗して「人口減は誤りであり、人口増こそ世界が向かうべき道だ」と唱えている。
人口削減論者は、人類が増えすぎたから、地球温暖化、食糧・エネルギー不足が起こり、それが紛争の原因であるとの考えを持っている。CO2地球温暖化説は、恐らく原因と結果の因果律が逆で太陽風等の周期による温暖化が海中のCO2を大気に放出しているものと筆者は考えているが、食糧・エネルギー不足については一定の説得力はある。
マスク氏の方は、科学技術によって食糧・エネルギー不足は克服出来、もし増えすぎて困ったら火星に送り込めばいいと考えているようだ。
またマスク氏は、「日本が人口減により消滅する」と親切にも日本に警告しているが、日本に限らず一国の急激な人口減は経済破綻、社会崩壊に進んでしまう。
人口問題については、地球全体で考える場合と、一国一地域で考える場合は違い、また10年単位、100年単位、数百年単位で考える事でも、方策、結論は異なってくるだろう。
ところで、ゲイツ氏も中心メンバーであるダボス会議を主催するWEF(世界経済フォーラム)で唱えられているNOW(新世界秩序)へ向けたグレートリセットだと、SDGS(持続可能な開発目標)へ向け人口削減の他に、脱化石燃料・自然エネルギー促進、農業・酪農縮小、人工培養肉・昆虫食の促進、ユニバーサル福祉、私有財産の放棄、個人データの一元管理、LGBTQへの差別撤廃、人工知能の社会実装等々が想定されている。
何やら、良い事の垣間にオドロオドロしさも感じられる。マスク氏はツイッターによる言論自由の確保等で上記に対立する傾向もあるが、重なるものもある。
人工知能の発展による人類支配の危機に対しては、ニューロリンクにより人の頭部に電極を埋め込み、コンピュータと直結する事により対抗する事を考える等、こちらもオドロオドロしさがある。
ゲイツ氏に「なぜ貴方は、虫を食べないのか理論的に説明してください」とか、マスク氏に「ニューロリンクは、メガネや衣服と同じだよ」などと詰め寄られた場合に備え、我々は両人の動向を注視するとともに、考えを整理しつつ備える必要がありそうだ。
佐藤戦略総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
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- (決定稿)人口削減したいゲイツ、増やして火星に送りたいマスク(推敲+リンク貼り) 佐藤鴻全 2023/1/17 14:07:39
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