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消費者物価が31年振に上昇したということだ。
デフレ下の物価上昇という最悪の結末になってしまった。
なに、デフレなのに物価上昇て変じゃない?
デフレを単なる価格の循環的低下と捕らえている人達にはおかしなように聞こえるかも知れませんが、
デフレの根本的意味は、実体市場に出回る資金量が循環的に減少することです。それが原因で、消費不足が起こり、低価格競争や過剰サービス競争になりやすいのです。
今回の物価上昇の根本原因は、対ドルに対する日本通貨の切り下げが起こったということに尽きます。
日本国内の経済の長期の低迷とアメリカ経済の差が顕著に出たのです。
敗戦後、円ドル為替相場は固定制で、円ドル360円から始まり、ニクソンショックで200円に切り上がり、その後変動相場制になり、バブルの絶頂期には80円ぐらいまで行きました。
そしてバブル崩壊後、30年掛けて150円に再び切り下がってしまったのだ。黒田ショック。(そう語られるであろう、あるいは黒田パニックか。)
それが多くの資源を外国に頼っている日本の物価を押し上げたのです。バブル崩壊後の経済政策が全く当を得たものでなかった事は明らかでしょう。
バブル期の物価上昇は、市場に資金が満ち足りており、早く買わなければさらに上がると予想されるため買い手の購買力が旺盛で、どんどん買われていく。
それを押さえるためアメリカでは矢継ぎ早に金利を引き上げているのです。
デフレ下では、平価が切り下げられて、物価が上昇しても、市場に資金が枯渇しており、買い手の購買力が不足しているため、市場が停滞し、買い眺め状態に陥る。そのため普通、金利を引き上げる必要がありません。
しかしデフレ下では、低金利やマイナス金利は、デフレを促進し助長しているのです。市場の資金量を減少させ、購買力を削ぐからです。そのため金利を引き上げる必要があるのです。
今の日銀や岸田政権は、このような平価の切り下げを容認しているように見える。
特にアベノミクスといわれる期間は、政府の喧伝とは裏腹に、日本の経済の衰退が一層深く、早まったといえるだろう。
うかうかしていると、5年後には200円に切り下がっているかもしれません。
平価の切り下げを止めるには、デフレを解消し経済を拡大することに尽きます。小手先の改革では無理です。
来年の春闘で賃上げを要請し、それが日本経済の剣が峰などといっているような、岸田首相や今なおマイナス金利が日本経済を支えているというような、黒田さんなどのラストペンギンやその追随者は要らない、さっさと退場せよ。
バブル崩壊後、30年間デフレを促進し日本経済を衰退させた政策担当者や、政治家、経済学者、評論家を一掃せよ。
日本にファーストペンギンよ出よ。
一言主
https://siawaseninarou.blog.so-net.ne.jp/
http://www.eonet.ne.jp/~hitokotonusi/
参照のこと。
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