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令和4年2千22年の展望
コロナがどの程度続くかは、わからない。しかし国内は夏までに終わる可能性が高いとして予想しよう。
恐らく日本は依然としてデフレを克服できず、コロナによるダメージをより深く被ったまま年末まで進むことになるだろう。
コロナによるダメージが他の国よりも少なかったにもかかわらず、経済的ダメージは、他のどの国よりも大きなものになりデフレはさらに進行する。
これは岸田政権がコロナ禍の中でも、基本的政策を変えず、アベノミクスを踏襲する可能性が高いからである。
理由1、消費税10%に引き上げた影響が、今までコロナ禍で隠れていたが、出てくる。消費不況の健在
理由2、コストプッシュによる(海外からの輸入資材の不足による高騰、)原材料、資材の高騰と、資材不足が、多くの企業の付加価値を低下させるからである。
45、6年前になるだろうか、日本でも原油の高騰による狂乱物価と言われる時代があった。原油の高騰が、あらゆる商品の価格に転嫁され、急激な物価上昇となった。それは旺盛な購買力がなさしめたのである。
しかるに現在の日本経済は、この30年間、世界の経済成長に完全に取り残され、海外勢に買い負けしており、輸入資材のコスト高を製品に転嫁できず、企業の付加価値が低下するだけのていたらくをみせている。日本全体の購買力が世界に後れを取ってしまったのだ。
それ故、資材の高騰を価格に転嫁できず、企業の付加価値の低下と内部留保の取り崩しをせざる負えず、苦境に陥る企業が多く出るだろう。
さらに現政権は、消費税の価格転嫁を確実にするよう法規制までしようとしている。
さらに4月には賃上げ要請を行う模様である。
これらとこれまでの働き方改革による負担増が企業にずっしり、のしかかり、企業行動は、極めて難しいものになっていく。
恐らく今年は、日本の本格的な円安基調が始まる年となろう。(今までは日本の先進的な輸出企業に幻惑され円安基調にならなかった。)日本はだめだと烙印を押されるのだ。
また今年1年を通じて、似非の経済成長派(財政積極派)と、似非の財政再建派のせめぎ合いが新聞やその他のメディヤで続き、やがてその論調が消費税引き上げの財政再建派に傾いて行くだろう。
それは日本の産業をつぶす所業となっていく。
(なぜ似非なのか。積極派は、成長に重点を置くが、デフレ下の生産量増大策は、より付加価値を低下させ、借金を増大させるものである。そのことは、これまでの実績が物語っていよう。
また、財政再建派なるものも、消費税を引き上げデフレスパイラルを何度も起こし、経済を一気に縮小させた張本人である。この両派が、日本つぶした人達である。)
アメリカと中国
経済的にはアメリカ優勢である。なぜなら中国の大手不動産会社が倒産し、それによるバブルの崩壊が普通の国の経済なら起きるからである。
しかしそうならないのは、中国経済のうさん臭いところであり、経済的な考えかたでは、測ることができない。
アメリカの旺盛な需要が再び世界を牽引し始めるだろう。それに連れ、ヨーロッパ圏もコロナが下火になるにつれ回復していく。
日本は、世界の成長から脱落していく。
日本の一筋の希望。
このような苦境の中でも、取る政策によっては、よい展望をもたらす可能性がある。
岸田政権の思い切ったコロナ政策(GOtoイート、トラベル、や今の10万円の子供給付、あるいは地方公共団体の、クーポン券など)。
これは、売上から企業に資金を供給するやり方であり、実は、デフレ対策そのものなのだ。コロナの影響を被ったところだけでなく、それ以外の消費不況を諸に被っている大都市圏以外の地域などに、行えばかなり状況が変わってくるだろう。
このような対策を今年、来年と粘り強く打っていけば、企業の付加価値が伸び、分配の好循環から、所得増が見えてくるだろう。それはデフレ解消の訪れでもある。
このような政策に対して、貯蓄に回る、一時的なもの、やる意味が分からないなどと言い、批判する輩が多いが、彼らは、インフレ時の経済対策だけを勉強した人達であり、実際のデフレ時の経済対策を知らないのである。
このような希望の光を、似非の財政積極派や、財政再建派に潰されないことを願うばかりである。この希望の光が灯ることが、真のコロナの破壊からの再生の道である。そして一気にデフレの再生までいてほしいものである。
一言主
https://siawaseninarou.blog.so-net.ne.jp/
http://www.eonet.ne.jp/~hitokotonusi/
参照のこと。
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