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値上げラッシュ、給与カット、オミクロン株…「三重苦」が年明けから家計を直撃!
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2021/12/14 日刊ゲンダイ
値上げ値上げで暮らしは益々厳しく…(C)日刊ゲンダイ
まさに泣きっ面にハチだ。日銀が13日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す「業況判断指数」は大企業製造業でプラス18と、前回9月調査から横ばいだった。
非製造業は緊急事態宣言の解除などによって6四半期連続で改善。コロナ禍前の2019年12月以来の水準に回復したが、先行きは不透明だ。原材料の高騰を背景に、製造業がプラス13、非製造業はプラス8といずれも悪化を見込む。
実際、企業のコスト高は深刻だ。企業間で取引されるモノの価格を表す「企業物価指数」は、日銀が10日に発表した速報値(11月)によると、108.7(2015年平均=100)。1985年12月以来、35年11カ月ぶりの高水準となり、前年同月比の上昇率9%は、41年ぶりの伸び率となった。
原材料価格が高止まり、仕入れ負担が大きくなれば、小売価格に波及する可能性が高い。食品価格をはじめ、すでに来年は値上げラッシュが想定されている。
現状はスタグフレーション |
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の登場によって、ただでさえ経済の先行きは不透明となっているのに、企業負担が増大したら庶民の暮らしはどうなるのか。経済ジャーナリストの荻原博子氏がこう言う。
「足元の値上げは原材料の高騰と円安によるもので、景気が良いから生じているものではありません。現状はスタグフレーション(不況下の物価高騰)と言えます。購買意欲が上がらない中で値上げに踏み切ったら、ますますモノは売れなくなります。企業にとっては、それが恐いので、値上げするよりもコストカットに手を付けていくでしょう。コストの中で大きなウエートを占める人件費にメスを入れる可能性があります。賃金が上がらない、もしくは減っていけば、消費はますます落ち込む一方です。景気にとってのプラス材料がないのです。10万円をクーポンで配るか現金で配るかを議論するよりも、ガソリン価格を下げてもらった方が、どれだけ家計が助かることでしょうか」
年明けは値上げラッシュ、給与カット、コロナ禍の“三重苦”が待ち受けているかもしれない。
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