http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/382.html
Tweet |
日米の企業業績は「コロナショック超え」国を頼らず絶好調
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/289931
2021/06/02 日刊ゲンダイ
株価は好調(C)日刊ゲンダイ
マーケットには、国際商品市況の高騰(インフレ懸念)、ビットコイン(仮想通貨)価格の急落(超金融緩和の終焉? 米中当局の規制)などの気がかり要因が存在する。だが、日米の企業業績は“絶好調”である。
アメリカの1〜3月期のGDP(国内総生産)成長率は前期比年率プラス6・4%だった。4〜6月期には金額ベースのGDPがコロナショック前2019年10〜12月期を上回るという。
コロナショックに対応した外出自粛、移動制限、休業要請などの規制措置は先行州を中心に次々と撤廃されている。アメリカは「コロナを、ほぼ制圧した」と断言できる。
つれて景況感の改善は著しい。企業業績が好調なのは当然だろう。
1〜3月期決算はS&P500指数採用企業では増益率が51・9%になったが、4〜6月期は59・9%増益と伸び率が加速する。
一方、日本の経済状況は厳しい。東京、大阪、北海道など緊急事態宣言の繰り返しではやむを得ない面はあろう。ポイントの1〜3月期のGDP成長率は同マイナス5・1%。この結果、20年度のGDP成長率はマイナス4・6%と、リーマン・ショック(08年度のマイナス3・6%)を上回る落ち込みである。
やはり、コロナショックの初期対応の鈍さ、コロナワクチン接種の遅れ(菅政権は5月末に接種率8%が目標→バイデン大統領は7月4日の独立記念日までに接種率7割を目指している)が響いている。
しかし、企業業績は好調である。21年3月期決算は製造業を中心に26〜27%経常増益になったようだが、22年3月期は3割経常増益と予想されている。企業は国を頼らず、泣き言を言わず、「自ら生きる」ということか。
日経平均株価の1株利益(予想ベース)は2056円だ。これは19年の1750円の実績値を大幅に上回る。日本企業はGDPなどの経済データとは裏腹に、コロナショックを完全に乗り越えている。
杉村富生 経済評論家
1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民135掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民135掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。