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米国で大ブーム!“ペーパーカンパニー上場”バブルの行方 富を拡大するインテリジェンス2.0
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/288361
2021/04/24 日刊ゲンダイ
ウィーワークはSPACで上場へ(C)ロイター
現在、米国ではSPAC(スパック・特別買収目的会社)と呼ばれるペーパーカンパニーの上場が大ブームです。
SPACは自社では事業を行わずに企業買収のみを目的とし、設立から約2年以内に有望な未公開企業を探し出して買収・合併します。
中身がない器だけの会社上場なので空箱上場ともいわれています。
買収された企業が存続会社となるわけですが、被買収企業は簡単に素早く上場できることになります。
これから上場しそうな会社を前倒しして上場させる仕組みなので、上場の先取り合戦が大ブームだということです。
ソフトバンクグループの出資先で、2019年に上場失敗したシェアオフィス運営のウィーワークはSPACとの合併で年内に米国で上場すると発表しています。
優良企業を買収すれば株価上昇し、投資家は値上がり益を得られるので、まだ見ぬ未公開企業への投資となります。
元有名スポーツ選手や著名人を大株主にして彼らの名前を使ってブームをつくっています。
SPACの上場では数億ドルの出資を集めますが、設立者はたったの2万5000ドルを出資するだけで、上場後の持ち株比率が20%程度に設定されるケースが多いです。
さほど優良でもない企業の買収でも、設立者は買収すると膨大な利益を生むので設立者有利なマネーゲームです。
SPACの大ブームはバブル期の象徴的な現象ですが、それだけでバブル末期とはいえません。
中国はバブル崩壊の兆し |
しかし、米国のバブルに対して、実は中国の動向がとても気になります。
中国はバブルを急激に抑制しはじめているからです。
今年、米国では約300社のSPACが上場していますが、中国では100社近い新規上場を取りやめています。
中国の大手不良債権処理会社の「華融資産管理」が決算発表期限の3月末に決算発表が間に合わなかったために社債価格が急落し、バブル崩壊懸念が浮上しています。
今後、中国では不動産や金融のバブルを抑制するために金融引き締めをしていくとみられています。
また、今月10日、中国はアリババに独占禁止法違反で約3050億円の罰金を科すことを発表しました。
スピード採決です。
リーマン・ショック以降の金融危機を支えたのは中国でしたが、今回、中国が世界的なバブル崩壊のトリガーになるのかもしれません。
日本も米国も4月は株が上がりやすいですが、4月末〜5月の日本の連休近辺は株価が急落することが多いので要注意です。
今は株の短期投資では上昇についていくものの、長期投資や積み立てをスタートする時ではないと判断しています。
松島修 投資助言会社社長
1960年東京生まれ。94年投資助言会社エフピーネットを設立し代表取締役に就任。メルマガ「イーグルフライ」で投資アドバイス。2008年からの金融危機前に各相場のピークを予測し「全ての投資をやめる時」と事前に警告したことで知られる。テレビ東京、日経新聞などメディア出演多数。無料メルマガ「リアルインテリジェンス」で最新情報を提供中。
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