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(回答先: アメリカの現在のインフレ率7.1%はもう絶対に元に戻せない滅茶苦茶な高インフレ 投稿者 中川隆 日時 2022 年 1 月 31 日 12:37:35)
非戦時では年7.5%のインフレはハイパーインフレに相当する。
MMT論者はハイパーインフレーションとはフィリップ・ケーガンにより、「インフレ率が毎月50%を超えること」と定義されている。
毎月のインフレ率50%が継続すると、一年後には物価が130倍に上昇することになる。すなわち、インフレ率13000%である。
と戦争で供給能力が壊滅した場合の定義をすぐに持ち出しますが、今の日本みたいに供給力が有り余っている場合には使えません。
ハイパーインフレーションの定義はその時の状況に合わせて変えるのが正しいのです。
アメリカはインフレ年率7.5% で既にハイパーインフレで、金利を10回上げて 年利2.5%にしても インフレは絶対に収まらず、株価大暴落と世界大恐慌を引き起こす。
今のアメリカのインフレ率は1年で7.5%である。
それでも市場は物価高騰を一時的なものと見なし続けてきた。Fed(連邦準備制度)のパウエル議長が「インフレは一時的」の文言を撤回しても、市場参加者はこれまでのデフレトレンドがそのまま続くと心の何処かで信じ続けていた。
だがFedが資産価格を下落させてでもインフレ抑制のために金融引き締めを行わなければならないと気付き始めている今、長期のインフレは特に欧米人にとって差し迫った問題になりつつある。
日本人にはまだ実感がないかもしれないが、アメリカではスーパーの物価が実際に上昇を始め、ヨーロッパでは電力価格が2倍になっているのである。欧米の消費者は生き残りに必死になるだろう。
ついに駆逐され始めたデフレマインド
筆者が散々馬鹿にしてきた「デフレマインド脱却」という言葉だが、今の相場では無視できない威力を持つ。レイ・ダリオ氏が言うように、それは人々が本気で継続的なインフレに備え始めるという意味だからである。
世界最大のヘッジファンド: インフレになって驚いているリフレ派は馬鹿じゃないのか
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19942
今後物価が上がると人々が思えばどうなるか? 物価が上がる前にこぞってものを買おうとするだろう。自動車などの耐久財を買うか、不動産を買うか、あるいはゴールドを買うということになる。リフレ派の皆さんお待ちかねのデフレマインド脱却がアメリカでは本気で始まっているのである。
最近の動きは7.5%のインフレが一時的なものではなく、これから1970年代のようなハイパーインフレが現実化するということを織り込んでいるように見える。当時の金価格のチャートは以下の通りである。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2022/02/early-1970s-gold-chart.png
前にも書いたように、ハイパーインフレは継続的な物価高騰ではなく、何度かの波に分かれて来るものである。
現在のアメリカの物価高騰はインフレ第1波に過ぎない
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/17958
だから1970年代の相場の再来があるとしても、金相場にも波があるだろう。しかし上記の記事のようなトレードをすれば、波の合間のデフレ期には株式の空売りが守ってくれるだろう。そして長期的には当時のような大相場へと突入してゆくのである。
マイナード氏: インフレ懸念で金価格は最大5倍になる
スコット・マイナード氏の予言した通りである。株価の急落も含めてここではすべて事前に報じているので、参考にしてもらいたい。
2022年の株式市場はインフレと金融引き締めで暴落する
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/18367
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