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【ワシントン14日共同】ブッシュ米大統領は国連安全保障理事会での対イラク武力行使容認決議採択を渇望する英ブレア政権に配慮し、威信を犠牲にして週内採決を断念した。
早ければ来週後半の攻撃開始も視野に、十四日から最後の外交攻勢に全力を挙げるが、決議の採決にこぎ着けられるかどうかも不透明。その場合、決議にこだわる英政府を見限り、孤立しながらも採決なしの攻撃に踏み切るのか、正念場の決断を迫られそうだ。
ブッシュ大統領が週内の採決を断念したのは、反戦の声が高まるばかりの英国の国内情勢から、決議案採択に必要な九票は少なくとも確保したいとするブレア首相の懇願に応じた結果だ。結果的にフランスの拒否権行使で採択できなくとも、決議案への賛成九票が確保できればブレア首相はイラク攻撃参加で弁明できる。最悪の場合、内政事情から英国は攻撃から離脱する可能性もある。
しかし軍事面では、イラク周辺の気温が徐々に上昇。決断が遅れれば遅れるほど作戦は制限される。このため、イラク武装解除の最終期限を「数日しか延ばせない」という米政権は、月末までの期限延長も検討しているとされる英国の動向を見極めつつ、決断の時期を探ることになる。
(了) 03/14
★ 「決議案採択に必要な九票は少なくとも確保したい」ではなく、単純多数派形成をめざしているだけ。(賛成6:反対5もしくは“引き分け”の賛成5:反対5)