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【ロンドン=飯塚恵子】米、英両政府は、武力行使後のイラクの和平・復興に関する新たな決議案を国連安全保障理事会で採択するため、日本など関係国と調整を始めた。日英双方の外交筋が13日までに明らかにした。水面下では“戦後”を見すえた動きも進んでいることを示すものだ。
新たな決議案は、イラク統治に関して「国連の中心的な役割」を明記、制裁の解除なども盛り込み、国際社会が復興活動を全面支援することをうたう。英政府が中心となって4月前半までに草案をまとめる方向で、攻撃終結後、ただちに安保理での採択を目指す。
米英や日本政府は、2月初めから事務レベルで非公式に意見交換してきた。草案では、〈1〉戦後イラクの統治方式〈2〉治安回復・維持のための多国籍軍派遣――などの扱いが焦点となる。
(2003/3/14/03:06 読売新聞 無断転載禁止)