現在地 HOME > 掲示板 > 戦争25 > 821.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 首相暗殺で非常事態宣言へ セルビア政府(共同通信) 投稿者 中央線 日時 2003 年 3 月 13 日 01:36:58)
旧ユーゴスラビア地域は、現在の中東と同じようなターゲットとなり、戦乱に引きずり込まれた。
正教会系キリスト教・イスラム・カソリックが入り交ざり、多数派は、正教会系キリスト教である。
ジンジッチ首相は、本人がどう自覚しているかは別として、世界経済支配層にセルビアを引き渡そうとしてきた“反国家主義者”である。
2000年12月の選挙では、勝利した民主党に、米欧から大量の資金が流れ米国の広告代理店が選挙キャンペーンを仕切った。
そして、米欧の求めに応じるかたちでミロシェビッチ氏を国際戦犯法廷に引き渡し、新自由主義的経済改革を進めてきた。
欧州中枢諸国は、セルビア・モンテネグロをEUに取り込もうとしている。
(セルビア国民の多数派は、価値観の違いや空爆の恨みからそれを望んではいない)
素直に考えれば民族主義者の犯行に思えるが、まさにイラク攻撃目前というタイミングでそれが行われたことにイヤな思いがよぎる。
「憲法の秩序が危機的状態にある」として国家非常事態を宣言したのも気に入らない。(宣言したとの報道がBBCであった)
民族派が抵抗運動として暗殺したのか、思うように進んでいない「改革」を強権的に進めるための政治的謀略なのかは、しばらくしないとわからないだろう。
犯人が逮捕されたとしても、さらには自供があったとしても、背後に潜むものが必ずしも見えるわけではない。
セルビア及びバルカン半島の今後の変化が、この暗殺事件を読む解く鍵となる。