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(回答先: Re: アラブ合同代表団、フセイン退陣を要請へ [日本経済新聞]【“自己保身”のために実現性も攻撃回避も保証がない内政干渉を行う愚】 投稿者 怪傑 日時 2003 年 3 月 11 日 23:42:40)
怪傑さん、こんばんわ。
仏・ロシア・中国・ドイツは身体を張ってまで米英を止める気も義理(イラクに対する条約義務)はないので、開戦されたら、国際法違反の暴挙と非難するだけにとどまり、過剰な攻撃に走らず、短期で戦闘を終結させるよう米英に呼びかけます。
仏・ロシア・中国・ドイツが強硬にイラク攻撃に反対しているのは、イラク攻撃が米英の「中東戦略」の一環でしかないことがわかっているからです。
イラクを端緒として中東全域に戦乱や政治的混乱が拡大すると見通しています。
こう言ったら失礼ですが、イラク一国で終わりなら、権益配分次第でイラク攻撃に参戦しかねい国もあります。(例えばフランス)
ですから、戦後のイラクに、イラク攻撃が中東全域の大混乱につながらないよう、国際監視団や治安部隊を派遣しようという動きが出てくると考えています。
安保理決議なしの攻撃でいったん崩れた「国連秩序」を回復させるためにも、安保理決議を基にした国連監視部隊の派遣が追求されるはずです。
これに米英が乗るかどうかが大きな岐路になると予測しています。
米英にしても、国際的孤立は回復したいと思っていることやイラク国内の治安維持負担を考えれば、呑めない要求ではありません。
しかし、米英と他の諸国の思惑がズレているわけですから、自分たちの思惑を実行する妨げになると考え、反対する可能性も大きいと思っています。(米英の占領支配はできなくなります)
勝手な予測ですが、米英は、8:2で他の国々(国連)の介入を拒むと思っています。
米英が国際監視団の受け入れを拒めば、現在以上の対立状況がうまれることになります。
※ フセイン退陣問題
>しかしフセイン大統領が退陣せず、米・英軍の攻撃を受け(武力行使容認決議の可否
>にかかわらず)市民もろとも犠牲になるより大統領の退陣の道を選ぶ方が、イラク市
>民の犠牲は防げます。
フセイン退陣で本当にイラク攻撃が回避できるのなら、その密約のもと、米英は軍を引くべきです。
軍隊に包囲された状態で一国の元首に辞任しろというのは、「近代国家」に対してハチャメチャな要求です。
例えば、外国の軍隊が包囲して小泉首相は辞任しろと言ったときに国民はどう考えるでしょう。
小泉首相なら喜ぶ人もいるかもしれませんので、天皇退位ならどうでしょう。
フセイン氏を辞めさせることでことが収まるのなら、そのような話が世界を駆け巡らない時点で隠密裏に行ったはずです。