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(回答先: イラク問題:日本は「国連より米」 決議なしでも「支持」 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 09 日 17:14:46)
日本政府は8日、イラク攻撃に向け、17日を査察最終期限とする米英など提出の修正国連安保理決議案支持を表明した。また、国連安保理構成国に働き掛けを強める方針を固めた。態度未定の中間派6カ国の首脳に対しては、小泉純一郎首相が電話で修正決議案への同調を求める方向で調整している。
小泉首相は8日昼、首相公邸で秘書官から国連安保理協議の結果報告を受けた。外務省では竹内行夫事務次官、西田恒夫総合外交政策局長ら幹部が対応を協議し、ブリクス委員長報告について「イラクの査察に対する非協力な態度が明確になった」(幹部)との認識で一致した。
また、政府関係者は8日午前、修正決議案について「米国はこれ以上譲れない。必死に多数派工作にかかるだろう」と述べ、週明けが最大のヤマ場になるとの見方を示した。
政府が米英などの修正決議案提出を支持するのは、ブリクス委員長報告への評価に加え、茂木敏充副外相のイラク派遣の結果などを踏まえ、「イラクは大量破壊兵器廃棄の決断をしなかった」(川口外相)として、これ以上の査察継続でも効果は見いだせないと最終判断したためだ。
政府はすでに、先制自衛を盾に米国が決議なしでイラク攻撃に踏み切った場合でも米国を支持する方針を固めているが、「修正案採択が、最後の国際協調のチャンス」(外務省幹部)として、ギリギリまで国際協調の道を探る方針だ。
[毎日新聞3月8日] ( 2003-03-08-15:01 )