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(回答先: 【イラク朝刊各紙】 現地紙は戦意をあおる大見出し 開戦へ軸足か [毎日] 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 3 月 08 日 22:14:50)
2003-03-08-14:35
【バグダッド春日孝之】国連安保理でイラク査察の継続を求めるブリクス国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)委員長の報告にもかかわらず、米英などが17日を「最終期限」とする修正決議案を提出したことを受け、イラクでは市民のさまざまな反応が交錯している。
バグダッドの情報省プレスセンターでテレビ中継を見ていた同省スタッフ(28)はブリクス委員長の報告に「イラク寄りだ」と言ってほほ笑んだが、「最後通告」とも言える修正決議案が提出され、表情を硬くした。「米国が戦争を仕掛ければ、国際社会の支持のない大義なき戦いになる」。
「開戦前夜」のバグダッドだが、市内のマーケットはにぎやかだ。人通りの多いサドーン通りで、13歳の長男と歩道を歩いていた電気店経営のズハイル・カディルさん(34)に査察団の報告内容を伝えると、「平和の到来を願っているが、米政府は国際社会をあざむくキツネのような存在だから、国連決議の採択なしでも戦争を始めるかもしれない」と不安をのぞかせた。
妻と子供2人を養うカディルさんも、米軍侵攻に備え、他のバグダッド市民同様、銃の扱いを習い、数カ月分の食糧を備えている。だが、7日は休日の金曜日。カディルさんは朝から長男と遊園地に出かけ、レストランで昼食を取り、ノートやペンを買い与え、自宅に帰宅する途中だった。臨戦下でも、市民のごく普通の「日常」が営まれている。
独裁政権下、米国の軍事攻撃に頼ってでも体制の変化を望む市民は少なくない。ある男性もそんな一人だが、内心では忍び寄る戦争の足音におびえていると心情を露呈する。「米軍が爆弾を落とせば市民が必ず巻き添えになる。住宅地に軍事施設などの重要施設が隣接している」。独裁下の圧制も、米軍の攻撃も、どの道、犠牲者は一般市民なのだ、と言いたげだ。
露店でイラク特産のオリーブ油のせっけんを売っていたサラ・メディさん(30)は情報省の通訳を通じて、「米国はイラクの石油が欲しいだけ。家族と祖国を守るためなら、仕事は二の次にするよ」と言い切った。
転載元
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030308k0000e030039001c.html