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(回答先: クウェート国境のフェンス破壊 国連監視団が報告 [毎日] 【サカリのついた戦争の犬たち】 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 3 月 08 日 21:47:54)
2003-03-08-19:38
【バグダッド小倉孝保】国連査察団の大量破壊兵器廃棄をめぐる査察継続要求にも関わらず、米英などが早期の対イラク攻撃の姿勢を鮮明にしたことで、イラクの朝刊各紙は8日、「米国の攻撃に対向して立ち上がれ」などと戦意をあおる大見出しの記事が目立った。イラク政府はその軸足を、戦争回避を狙った査察協力から、戦争準備に移し始めた。
政府系紙「アルジュムフリア」は8日、1面トップで前日のイラク政府の閣議で、フセイン大統領が「イラクは勇気を測る象徴だ。米国がイラクを攻撃した場合、失敗を犯すことになる」と語ったと伝えた。オハイエブ編集局長は論文で「(政権政党)バース党、人民、軍は一つになった。これを壊すことは誰にもできない」と強調した。
また、軍機関紙「アルカディシャ」も1面トップで、「イラクの人々は勇気を持っている。今、戦わねばならない」とする大見出しの記事を載せた。大統領の長男ウダイ氏主宰の人気紙「バベル」は「今はイラクの国連制裁解除を論じなければならないのに、なぜ戦争になるのか」と米国の姿勢を批判した。
その一方で、各紙は国連査察団の安保理への査察報告については「査察団はイラクの協力を認めた」などと比較的地味な扱いで報じただけだった。
今後、イラクが頼りにするのは(1)仏、露、独などの各政府を中心とする攻撃への反対運動(2)世界中で盛り上がる市民レベルの反戦運動(3)米国の友好国、英政府内からの反戦意見の盛り上がり―の3点だ。このため、弾道ミサイル「アルサムード2」など大量破壊兵器廃棄への協力を維持し、安保理で米英の武力行使容認決議案を否決に持ち込むことで、英国での戦争反対機運の高まりを期待する。
「フセイン大統領はオオカミの顔を隠し、最後まで弱いヒツジを装うことで世界の市民運動を見方に付ける」(イラク人ジャーナリスト)との見方もあり、イラクは当面、世界の人々を意識したアピール戦略を堅持するものとられる。
転載元
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030309k0000m030056000c.html