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“カス人間”藤田編集長のたわごと:査察で見つかったのは「アル・サムード2」の射程オーバーや空弾頭だけ/「湾岸戦争」のでたらめ評価
http://www.asyura.com/2003/war25/msg/351.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 07 日 02:40:35:

(回答先: ★戦争と平和★Newsweek Japan Online 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 07 日 00:06:45)


米国をはじめとした常任理事国が膨大な“大量破壊兵器”を持っていることは不問に付そう。
米国が生物兵器禁止条約に違反して生物兵器を開発・製造していたことも不問に付す。

しかし、それでも、「ニューズウイーク日本版」編集長藤田氏が書いた内容は、嘘と空虚な言葉で織り上げた典型的な“カス人間”の論考である。


>もしこれでフセイン大統領が大量破壊兵器の完全破棄に応じるとすれば、それは国連
>安保理決議1441号という国際社会の総意のおかげではない。アメリカが20万もの軍を
>イラク周辺に配置したことによる「平和的解決」なのである。その上、フセイン大統
>領が亡命でもしてくれれば、アメリカにとっては無血の完全勝利であり、同時に国際
>社会にとっては大油田の上で大量破壊兵器をもてあそぶ独裁者という頭痛の種が一つ
>減ることを意味する。

イラクが軍事的恫喝で協力したことは確かである。

98年には「砂漠の狐作戦」で激しい空爆を受けたが、それ以前もそれ以後も、飛行禁止区域での空爆は日常茶飯事という事態が続いているのである。
米国政権はフセイン政権を倒すことを公言してはばからず、UNSCOMの査察はフセイン大領やバース党の身辺まで“査察”している。

しかも、大量破壊兵器問題をネタに、10年を超える経済制裁を受け続けている。

そのような圧力を受けきたイラクが、「はいそうですか」と素直にすっぽんぽんになろと思うはずがないだろう。
まず、独立主権国家が、禁止された大量破壊兵器は保有していないと公言しているのに、査察団を受け入れること自体が屈辱なのである。

軍事的恫喝でしぶしぶ査察を受けたのである。

“カス人間”藤田氏は偉そうに書いているが、じゃあ、査察の結果、米英が存在すると主張していた大量破壊兵器(製造施設などを含む)は出てきたというのか?

出てきたのは年次報告まで出している短距離ミサイル「アル・サムード2」の射程オーバー問題と数個の化学生物兵器用空弾頭だけである。

パウエル氏が熱演で説明した証拠とやらは、移動式施設は別として、大量破壊兵器とは無関係であることが確認されている。

だからこそ、米英は、「アル・サムード2」を過大に問題視し、生物化学兵器を廃棄した証明をしろと叫びたてているのである。

問題視しなければならないのは、アルカイダとの関連を含め、独立主権国家を嘘の証拠で貶めようとしている米英のほうであるとは言わない。
しかし、「ニューズウイーク日本版」編集長藤田氏には、フセイン氏がケツの穴まで査察を受けるほどの軍事圧力をかけながらとことん査察を続け、その結果禁止兵器や禁止施設がなく、フセイン氏が大統領を辞したら、米国がイラクを攻撃したり占領することはないと保証できるのかと問いかけたい。

カス人間の命を賭けても仕方がないが、貴重な命ではあるのだから、それを賭けても保証できるのか答えて欲しいものだ。


「国際社会にとっては大油田の上で大量破壊兵器をもてあそぶ」国家は、米英をおいて他にはないだろう。
化学生物兵器の原材料から製造装置までを売り込み、それらの実戦使用をサポートし、おまけに使用したのはイラン軍だと嘘の宣伝までしてやったのは米英である。

フセイン氏の愚かさや売国性をうまく利用して対イラン戦争に踏み出させ、次にはクウェート侵攻にうまく誘い込み、それを機に手のひらを返して「湾岸戦争」以降の歴史を作り出したのは米英である。

フセイン氏もどうしようもない“悪人”だが、フセイン氏を凌駕する“悪人”が米英の政治支配層とそれを差配している経済支配層である。


>湾岸戦争でも、戦争に反対した人々はたくさんいた。アメリカは反戦運動を鎮静化す
>るために、イラクが占領したクウェートで残虐行為が行われているという報道を繰り
>返し流した。それが本当だったかどうかはともかく、あの当時、フセイン大統領と交
>渉することでイラク軍をクウェートから撤退させることができるとはとても思えな
>かった。

ニュースメディアの編集長が、「それが本当だったかどうかはともかく」という軽い言動をよく発せたものだ。(保育器問題は米国連邦議会でもでっち上げが報告されているのである。水鳥悲劇も米国に仕組まれたものであることが明らかになっている)

「イラク軍をクウェートから撤退させることができるとはとても思えなかった。」だと!ふざけるんじゃない。

イラクはソ連のプリマコフ外相の必死の説得工作に応じて、1月23日までにクウェートから撤退を始めることを約束した。(ソ連外務省の報道官がそれを嬉々として興奮気味に発表していた映像を今でも思い出す)

いわゆる「湾岸戦争」は、クウェートからの撤退を開始したイラク軍を後ろから攻撃した汚い戦争なのである。


事実を違う価値観で評価するのはいっこうにかまわないが、歪な価値観を正当化するために嘘で論を書くのは主要メディア編集長として重犯罪の行いである。


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