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【ニューヨーク6日共同】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は七日、国連安全保障理事会で対イラク査察に関する報告を行う。
ブリクス委員長は、イラクによるミサイル「アッサムード2」の廃棄開始などに触れ、武装解除に一部進展があったことを指摘する見通しだ。
安保理に武力行使容認決議案を提出した米英両国が攻撃の最終準備に入る一方、フランス、ロシアなどは査察継続を主張し、安保理内は同決議案をめぐり分裂。報告は査察継続か早期開戦かで割れる国際社会の判断に大きな影響を与えることになる。
安保理には、パウエル米国務長官やドビルパン・フランス外相、唐・中国外相ら主要国外相が出席する予定で、報告は公開で行われる。
委員長の報告は、定例報告を安保理に提示した二月二十八日以降の査察の動きについて触れ、同ミサイルの廃棄について「真の武装解除」との考えを示すとみられる。
また報告では、イラクの大量破壊兵器開発疑惑をめぐる未解決の問題点二十九項目を公表する。国連筋によると、未解決の問題を解決するための査察の継続論が高まりかねないとして、米国は公表に否定的だった。
同筋によると、問題点としては、神経ガスVXや炭疽(たんそ)菌、「アッサムード2」とともに射程百五十キロを超えることが明らかになっているミサイル「アルファタハ」などが列挙される予定。ブリクス委員長は、それぞれの問題点について対応策をイラクに伝えると説明している。
(了) 03/06