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(回答先: イラク問題:首相特使「開戦」にらみ布石 外相は最後通告強調 [毎日新聞]【動いた動機は読み違いと原油問題のリカバー目的】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 05 日 02:49:52)
03/05 16:18 中東地域以外から原油調達 元売り各社、イラク情勢 経済23
中東産油国からの調達依存度が高い日本の石油元売り各社が、ア
フリカやロシアなど中東以外の地域からの原油調達に動き出した。
イラク情勢の緊張が高まる中で、中東地域からの調達コストが上昇
し、相対的に他地域の原油が割安で購入できるようになってきたた
めだ。
昨年来続いている原油価格の上昇を受け、世界中の産油国は原油
の売り込みに躍起。日本の元売り側にも「中東のスポット市場で大
量に原油を調達すると、原油価格をさらに押し上げてしまう」との
懸念がある。双方の利害が一致する形で、調達先分散が進んでいる
。
新日本石油は昨年十一月以降、西アフリカやロシア、カザフスタ
ンから原油を計約二百万キロリットル購入した。中東地域の原油価
格や船賃が上昇し「従来は割高だった他の原油価格との価格差が縮
まり、輸送費を含めても購入できる水準になった」(国際部)ため
だ。ジャパンエナジーも、アフリカからの原油購入を検討。出光興
産なども「価格面で条件が折り合えば、中東以外から原油を買う」
方向で準備を始めた。
ただ元売り各社は、調達分散を、現時点では「臨時的対応」と位
置付けている。「イラク情勢が沈静化すれば、中東産原油の価格が
有利な状況に戻る」との見方が根強いからだ。
東シベリアとナホトカを結ぶパイプラインや、サハリン油田など
、日本に近い地域で、まとまった量の原油を長期安定的に調達でき
る道が開ければ、分散化は本格軌道に乗るが、実現までには時間が
かかる。86%に達する原油の中東依存度を引き下げるという、一
九七○年代の石油危機以来の課題克服への効果は現時点では限定的
だ。
(了) 030305 1618
[2003-03-05-16:18]