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(回答先: 米国務長官、対イラク新決議案の取り下げに含み [読売新聞]【TVで見るパウエル氏から覇気が失せたね】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 05 日 17:02:57)
【ワシントン4日共同】ブッシュ米政権は、トルコ国会の米軍駐留案否決など相次ぐ逆風の中で国際的孤立を深めている。国内からも「ブッシュ大統領は深呼吸すべきだ」(ニューヨーク・タイムズ紙)と早急な対イラク攻撃をいさめる声も出ているが、同政権は「(攻撃決定のタイミングが)数カ月でなく数週間という時間表に変更はない」(フライシャー大統領報道官)と強気の姿勢を崩していない。
「驚いた」「失望した」。フライシャー報道官は三日、トルコ国会の否決が計算外だったことを率直に認めた。軍事、政治両面で米国には深刻な事態だ。一部の専門家は三月中旬とみられていた作戦開始に二週間程度の遅れが生じると指摘、攻撃慎重論を勢いづかせる可能性が大きい。
トルコ国会の決定があった同じ一日には、アラブ首脳会議が攻撃反対の声明を採択。さらにイラクが国連査察団の要求に応じてミサイル「アッサムード2」の廃棄を始め、査察継続を求める国際世論は高まる一方で、外交戦での米国の「敗北」は明白になりつつある。
こうした中、米政府がイスラム圏でのイメージアップのために広告会社から引き抜いた広報担当のビアーズ国務次官が三日、辞意を表明。理由は健康問題と説明したが、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送は次官が「荷が重すぎた」と漏らしたと報道、米国の国際世論づくりの不首尾を象徴する出来事と受け止められている。
しかし、対イラク戦に向けた勢いがそがれる気配はない。過半数が攻撃を支持する国内世論もブッシュ政権の強気の姿勢を後押ししている。
米政府は、国連安全保障理事会での武力行使容認決議採択への支持を固めるため説得に全力を挙げており、決議採択で形勢を一気に逆転させたい考えだ。
(了) 03/04