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(回答先: 比で爆弾テロ、19人死亡 イスラム武装組織の犯行か(共同通信)【モロ・イスラム解放戦線】 投稿者 中央線 日時 2003 年 3 月 04 日 21:23:47)
フィリピンに限らずだが、とりわけフィリピンで起きる「テロ」は、誰がやったかわらない。
警察官が強盗や請負殺人をやり、国軍がアブサヤフの誘拐身代金のおこぼれに預かるという国である。
そうであるならば、大金を受け取って、今回のような爆弾テロを仕掛けてもなんら不思議ではない。
国軍や捜査機関が絡んでいるのなら、捜査対象になることもない。
モロ・イスラム解放戦線などイスラム武装勢力が実行したかどうかは、犠牲者の宗教的色分けが重要な判断材料になるだろう。
ダバオ空港を利用するのが圧倒的にルソン島などから来る人たちならその可能性もあるが、ムスリムも多く利用している空港であれば、そのような場所を選択しない。(ギャング集団のアブサヤフなら可能性はある)
同時多発爆弾テロのようだから、それぞれの場所がどういう人たちが犠牲になる可能性が高いのかを検討する必要もある。
モロイスラム解放戦線は、アブサヤフとは違ってまともな組織だから、テロを敢行したのなら大義名分を掲げた犯行声明を出すはずだ。
気になるのは、2週間ほど前に、フィリピンの憲法に違反するかたちの米比合同作戦によるモロイスラム解放戦線掃討作戦が発表されていることである。
モロイスラム解放戦線がやった可能性が高いかどうかは状況だけでも判断できるのだから、誰がやったかについては冷静に待ったほうがいい。