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(回答先: 決議あきらめ攻撃決断へ 米英は最後通告の構え [共同通信]【単純多数派も形成できなかったということ】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 17 日 20:05:26)
【ニューヨーク佐藤由紀】国連の安全保障理事会は17日午前10時(日本時間18日午前0時)すぎから非公式協議を開き、イラク危機について討議する。米、英、スペインは、7日に共同提出した対イラク武力行使容認の修正決議案について決断を迫るとみられる。しかし、採択に必要な9カ国の支持を得る見込みは立っておらず、仮に9票を固めてもフランスが拒否権を行使する可能性が強い。米英は9票を確保した時のみ、仏の拒否権覚悟で採決を求める見通しで、現状では米英が決議案を取り下げ、協議打ち切りを宣言するとの見方が有力だ。
決議案が否決されたり、採択が不可能と判断した場合、ブッシュ米大統領は17日夜にも全米向けのテレビ演説でイラクへの最後通告を行う見込みだ。安保理は当初、同日午後3時に協議を開始する予定だったが、討議時間を増やすため、急きょ時間を繰り上げた。
この日の協議ではまた、イラク政府が国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長を招待している問題も話し合う。ブリクス委員長は査察継続を希望し、バグダッド訪問にも関心を示しているが、戦争が避けられない状況となってきたため、米英が反対することも考えられる。
修正決議案は、17日を最終期限としてイラクに完全な武装解除(大量破壊兵器廃棄)を要求。イラクがこれに応じない場合、米英は武力によって非武装化する方針だ。しかし、仏露独などは「決議案は武力行使に道を開く」として強く反対、米英スペインの3首脳会談後も反対の姿勢を崩していない。
3首脳会談で米英は、昨年11月に採択した安保理決議1441で、イラクへの武力行使が認められるとの見解を示したが、ブレア英首相は反戦論が強い国内世論を考慮して、武力行使容認の新決議採択のため外交努力を続けてきた。
[毎日新聞3月17日] ( 2003-03-17-19:04 )