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【アルジェ=池村俊郎】アルジェリア公式訪問中のシラク仏大統領は3日、首都アルジェで記者会見し、「イラク危機は決定的な時期にさしかかった」と厳しい認識を示しつつ、「武力行使容認の(国連安保理)新決議には依然、反対する」と、仏政府の方針に変更がないことを強調した。
大統領発言の背景には、米英の軍事圧力が強まる中で、未公表だった生物・化学兵器についてイラクが国連へ新報告を出すと表明したことがあると見られる。
シラク大統領は「査察団が成果を上げている以上、なお査察を継続すべきだ」と述べた上、「イラクの大量破壊兵器破棄だけが仏政府の目標」と言明し、米英両国がフセイン・イラク体制の転換を目標にするのと明確な一線を引いた。
ただし、「イラクがさらに国連へ協力することが査察進展の条件」と指摘し、仏側にもイラクの協力レベルに不満があることを表明した。
(2003/3/4/10:33 読売新聞 無断転載禁止)