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(回答先: トルコ事実上の米軍駐留 南東部の軍用空港 私服米兵が数百人 投稿者 心配性 日時 2003 年 3 月 15 日 19:15:16)
心配性さん、こんばんわ。
転載していただいた記事は阿修羅にも転載されていたので読んでいます。
オリジナルの書き込みも、トルコ侵攻部隊駐留が可否がはっきりしなかったので、時期を窺っていました(笑)
空母艦隊が紅海に向けて動き始めたという記事でも、まだだまだだと思い、ワシントンポストの記事で、まあフライングだけどいいかなと思い書き込みました。
トルコ政府は、米国に基地を認め、その米軍に対して、イラク飛行禁止区域の偵察飛行を認めています。
さらには、米国に「基地の補修拡充」を認め、そのための部隊受け入れを認めています。
これにより、トルコ政府は、米国政権や軍部との軋轢をできるだけ避けながら国民世論(自分たち自身の判断でもある)に沿うかたちにするため、小規模の部隊が駐留することを実質的に認めたのだと受け止めています。
(軍部に全面的に逆らうと政権が崩壊させられる可能性が高いのがトルコの実情です)
しかし、侵攻部隊受け入れを拒否したトルコが、受け入れの場合に来るはずの大規模部隊(6万5千人)を駐留させることは、国内的のみならず国際的にもできません。
小規模の部隊にされて、かつ、ミサイルの領空通過を拒否されたのは、米国にとって大きな痛手です。
イエメンとサウジアラビアがミサイルの領空通過を拒否すれば、巡航ミサイル・トマホークは、ペルシャ湾のクウェート及びイラクに面した場所から発射させるしかなくなります。
(陸上部隊のみならず航空戦力もクウェート方面に偏るというスタックオーバー現象が生まれます)
米国が神浦さんが書かれているような主権国家の権利を踏みにじる侵攻作戦をとることは十二分にあると予測していますが、それを行えば、ますます非難を浴び孤立化を深めていくことになります。
戦争(軍事行動)は。ぶっ叩き合いに勝てばいいというものではなく、あくまでも政治経済的な目的を実現するための手段です。(だから、米国もそれなりに慎重な軍事行動をイラク以外ではとると思っています)