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【ベルリン藤生竹志】ドイツのシュレーダー首相とフランスのシラク大統領は24日、ベルリンでフィッシャー独外相、ドビルパン仏外相を交えて会談し、イラク戦の早期開戦を目指して米英両国が国連安保理に提示した決議案に反対する姿勢で一致した。
会談後に記者会見したシラク大統領は、独仏両国とロシアの3カ国が安保理に提示したイラク大量破壊兵器査察の継続と強化を求める覚書について、「イラクの大量破壊兵器廃棄計画をプログラムごとに期限を区切ったものだ」と説明した。
大統領は「イラクは無条件に査察に協力し、大量破壊兵器を廃棄しなければならない」と強調し、査察団がイラクに求めている弾道ミサイル「アッサムード2」の廃棄開始を求めた。しかし同時に「現段階で開戦に踏み切る米英の決議案を正当化する理由はない」と述べ、米英両国との対決姿勢を鮮明にした。
シュレーダー首相も「平和裏にイラクの大量破壊兵器廃棄を目指す独仏両国の手始めだ」と述べ、戦争回避に向けて今後もフランスと強調していく姿勢を強調した。
[毎日新聞2月25日] ( 2003-02-25-14:01 )