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(回答先: 首相、米の努力評価、国際世論の理解も強調 日米会談(asahi) 投稿者 X 日時 2003 年 2 月 22 日 23:06:47)
2月22日23:34
小泉首相とパウエル米国務長官が22日夜、東京・麻布台の外務省飯倉公館で会談し、緊張が高まっているイラク、北朝鮮問題について日米同盟の重要性を確認し、日米両国が緊密に連携して両問題に対応していく考えで一致した。首相は米国の対イラク武力行使について、新たな国連安保理決議の採択に向けてさらに努力するよう要請。パウエル長官は「残された時間はあまりない」と述べ、米国が近く軍事行動を決断する可能性を示唆した。
外務省幹部は、日米双方が同盟関係の重要性を強調したことについて、「(日本の安全保障に直結する)北朝鮮の核開発問題が日米同盟にとって大きな挑戦となる状況で、やはり重大局面を迎えたイラク問題で、日本が『自分たちの問題』ととらえ、米国との緊密な協議を確認したことに意義がある」と説明。米国がイラクへの武力行使に踏み切った場合、支持する考えをにじませた。
パウエル長官は同日午後に来日し、首相、川口外相と相次いで会談した。首相との会談には、日本側から福田官房長官、川口外相、米国側からベーカー駐日大使、ジェームズ・ケリー務次官補(東アジア・太平洋担当)らが同席した。
首相はイラク問題で、国際協調の重要性を改めて指摘した。そのうえで、「問題の平和的解決を望んでおり、これはイラクの対応いかんにかかっている」と述べ、イラクが国連査察に積極的に協力することが必要だとの考えを改めて強調した。
さらに、首相は「安保理における米国の粘り強い努力を高く評価する。引き続きぎりぎりまで努力することを期待する」と述べ、米国の国際協調を目指す取り組みを支持するとともに、武力行使にあたっては、安保理の新決議採択に向け、ぎりぎりまで努力するよう求めた。
これに対し、パウエル長官は「安保理で新たな決議の採択に向けて努力しているが、残された時間はあまりない」と強調。イラクへの武力行使が避けられなくなった場合の対応について、パウエル長官は戦後復興などで日本の協力を求めた。首相は「日本の得意な分野だ」と述べ、難民支援や周辺国支援に応じる用意があることを伝えた。
パウエル長官と川口外相との会談では、両氏は「大量破壊兵器破棄に関する挙証責任はイラクにあり、非協力的態度が改めなければ、査察の延長は意味がない」との認識で一致。パウエル長官はイラクへの武力行使について、「大統領は軍事行動をまだ決定していないが、必要なら、意思を同じくする国と共にイラクを武装解除する決意だ」と述べた。
一方、北朝鮮の核開発問題では、日米双方が深刻な懸念を持っていることを確認した。25日に発足する韓国・盧武鉉(ノ・ムヒョン)新政権が北朝鮮に柔軟な姿勢で臨む太陽政策を基本的に継承する方針であることから、日米韓が今後とも緊密に連携し、日米が韓国に対して結束を働きかけていくことが重要だとの考えで一致した。
パウエル長官は23日、石破防衛長官らと会談した後、中国へ出発し、胡錦濤・中国共産党総書記ら新指導部と会談。25日にはソウル入りし、盧武鉉氏の大統領就任式に臨んだ後、盧新大統領と会談する。
転載元
画像あり(日米同盟の重要性を確認したパウエル米国務長官と小泉首相)
http://www.yomiuri.co.jp/01/20030222i213.htm