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【ニューヨーク=河野博子】国連安全保障理事会は19日午後、国際原子力機関(IAEA)から付託を受けた北朝鮮の核開発問題に関して、初の非公式協議を行った。
しかし、当面は安保理理事国の国連代表部担当官レベルで実務的な協議を進めることを申し合わせたにとどまり、議長声明なども出されなかった。現在、安保理常任理事国に日本、韓国など関係国を加え、さらに北朝鮮を含めた多国間での協議を行う案などが水面下で討議されており、こうした話し合いの場が設けられるまでは、安保理は協議を急がない方針とみられる。
IAEAは12日の緊急理事会で、北朝鮮核問題の国連安保理付託を決め、同日付でアナン国連事務総長あてに決議を添付した書簡を送付した。アナン事務総長は14日、これを安保理と国連総会それぞれの議長に送った。
この日の非公式協議では、こうした関連文書が理事国に配られた。しかし、話し合いは20分足らずで終了し、議長国ドイツのブロイガー国連大使は「担当官レベルでさらに検討させることになった」と記者団に語った。また、安保理が次にいつ北朝鮮の核問題を取り上げるかについては、「わからない」とし、次のステップとして予想されたIAEAのエルバラダイ事務局長による報告を含め、協議日程は決まっていないことを明らかにした。
(2月20日12:10)