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2003年2月18日 火曜日
【ワシントン佐藤千矢子】米共和党のマケイン上院議員は16日のFOXテレビで、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題に関連して「中国が危機解決に迅速に取り組まなければ、日本は核武装するしか選択肢がなくなる。日本には自国民の安全を守る義務がある」と述べ、朝鮮半島の危機が解消されない場合は日本は核武装せざるを得なくなるとの認識を表明した。同じ番組に出演したライス大統領補佐官は「日本が(核武装で)国益を見出している証拠はない」と否定的な見方を示した。
米国の有力シンクタンク、ケイトー研究所のカーペンター副所長が1月、北朝鮮の核開発を放棄させるために日韓両国の核武装を容認するべきだとの論文を発表したのをきっかけに、静かな論争になっていた。日本の核武装を論じること自体が、北朝鮮や中国へのけん制になる側面もあり、論争はしばらく続きそうだ。
(毎日新聞)[2月17日14時43分更新]
去年の6月1日の日記で「福田官房長官の核保有の発言に含み」( http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu36.htm )と題した事を書きましたが、例によってマスコミ各社の攻撃によって、福田官房長官は発言を取り消した。現在の新聞記者たちにとっては、日本の国防戦略を考えることすらタブーになってしまっている。だから北朝鮮の狂った将軍閣下が、日本に対して核ミサイルで脅しをかけてきたら、それに対する対抗手段が無いことに気がついた。
昨日の「たけしのTVタックル」でもハマコー先生が言っていたが、日本はアメリカと軍事同盟を結んでおり、防衛は全面的にアメリカに依存せざるを得ない。北朝鮮のミサイル攻撃を思いとどまらせるには、アメリカの軍事力の威圧に依存せざるを得ない。しかしアメリカはイラク攻撃にかかりきりで、当面は金正日の言いたい放題の威嚇に、韓国や日本の政治家は震え上がっている。
いくら日本が「非核三原則」を打ち出して見ても、金正日は核攻撃を遠慮はしてくれないだろう。それこそ米や資金援助を送ってご機嫌を取らねばならない。これは北朝鮮に限らず中国に対しても言えることである。日本がODAを止められないのも、中国からの核ミサイルの恫喝に日本の政治家は、中国の言いなりにならざるを得ないのだ。日本国民がそれで良いと言うならしかたがない。
6月2日には「アジア2025」というアーミテージ・レポート( http://www.gyouseinews.com/foreign_prospect/jan2001/001.html )を紹介していますが、この外交戦略書に則って日本は動いている。近く日本は偵察衛星を打ち上げる。これもこのレポートによるものだ。イージス艦のインド洋派遣も実現された。場合によっては日本の核武装もアメリカは求めてくるかもしれない。戦略的に中国やロシアと対等に対抗するには核を持たねば何の意味ももたない。アメリカもそれを計算している。
「アジア2025」というレポートは、アンドリュー・マーシャルという伝説的戦略家が発案したものですが、現在の日本人には理解できないものだろう。事実、日本のマスコミは中国投資を煽りたて、産業界は中国進出ラッシュだ。アメリカの当局者もこのままでは日本は中国に吹き寄せられると見ている。だからこそ日本は国防政策や外交政策の大転換を求められていますが、そんなことを考えている専門家は一人もいない。レポートには日本について次のように書いている。
〔日本の選択肢〕 アジア近未来に対して日本は三つの選択肢を持つ。
一、米国との真の軍事同盟締結
二、独自の軍備強化
三、中国の覇権受け入れ
この「日本の選択肢」には特別に「日本とインドの接近に要注目」の項あり。
日本はこれらのうち、どれを選択するのだろうか。このままでは三の「中国覇権受け入れ」という道を辿るのだろう。しかしそんなことを考えている日本人はいない。20年以上も先の事を考えられる頭が日本人には無いのだ。いたら変人奇人扱いされて言論人としての生命は抹殺される。今日の表題の「原子力潜水艦」を見てびっくりする人がほとんどだろうから。
アメリカ海軍攻撃型原子力潜水艦シーウルフ:http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/message00/seawolf.htm