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★阿修羅♪
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# 転載元＞ http://www.mumyouan.com/k/takenoma.html
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「生き残り」だの「サバイバル」「サバイバー」といった言葉が
一段と目立つようになったのは、数年前くらいからかもしれないですが、
このところの「反自殺キャンペーン」は、この一環として
日本に限らず幾つかの国で同時的に行われている用に思う。
なぜ、商売熱心な連中が、「生き残り」や「反自殺」を宣伝するかと言えば、
若者が自殺すると年金が破綻する、といった面だけでなく、
「このままでは駄目だ、死ぬ、破滅だ、破産だ、終末だ、滅亡だ」などというような
「脅しを使った商売」がやりにくくなるのを恐れているのでしょう。
しかし、人間は、肉体的にも、その他の面に於いても、
遅かれ早かれ死んでしまうのですから、
「生き残り」を売り物にするのは、詐欺的です。
幾ら「生き残った」とか言い張っても、
通常なら数十年以内に死んでしまうわけで、
「少し長く生き長らえる」ことは可能であっても
「（永遠に）生き残る」ことは不可能
だからです。
（あなたに、もしも「魂」があったとしても、それにも寿命はある。）
あるいは、どうしても「生き残り」という単語にこだわるとしても、
「特定」の事件や災害などの
「個々のイベントについての生き残り」
が、あるだけであって、
「永遠の生き残り」「不特定の生き残り」
が、あるかのように宣伝するのは、
「限定付き」の物事を
「一般的」「普遍的」であるかのように見せかけて騙す
という、良くある詐欺の手法です。
わかりやすい例で言えば、暖かい水を使うと汚れが良く落ちる洗剤を、
あたかも「どのように使っても良く落ちる」かのように宣伝するようなもの。
良く言って誇大広告、
私に言わせれば下手だけど非常に大がかりな詐欺です。
生き残り狂団の馬鹿馬鹿しさを、違う喩えで言うなら、
彼らの考え方は、「眠るのを怖がったり、悪いと決めつける」のと
良く似ています。
そして、昼寝や早寝をしたり、眠ろうとして静かに横たわるのを
犯罪扱いしたり嫌悪したり、タブーにしては、
眠りに付くのを少しでも長く「先延ばし」にすることに執着する。
そんな事に躍起になり、自分たちだけで努力するならともかく、
あなたの睡眠まで妨害する連中が居たら、どう思いますか？
あるいは、年老いて、やりたいことはそこそこやり、
悔いもなく大往生を迎えようとしているご老体に、
電気ショックを与え、薬物を投与し、人工的に
無理矢理に「生き残り」を強制しようとする連中が居たら、
あなたはどう思いますか？
特に、そのご老体が、あなたの家族だったり、
あなた自身だったらどうでしょう？
更には、平均寿命が４０数年の国ならば、
４０歳でも立派な「ご老体」かもしれないし、
「年齢の問題は、本質的な事ではない」というのはわかるでしょうか？
問題なのは、「何年生きたか？」という数字や
「少しでも長く生きたかどうか？」ではなくって、
おそらく、本人にとって「やり残した事がないかどうか？」、
つまり、「解消したいような不満が残っているかどうか？」
なのでしょう。
だって、問題って、要は「不満」の事でしょ？
不満がなかったら、どこにも問題なんてないでしょうからねえ。
また、若くして不満を残さず死に逝く状態になる人もいれば、
老齢でそうなる人も居るし、
こうして見ると、「少しでも長く生き残りさえすれば良い」という彼らの教義は、
滑稽としか言いようがないほど「アホらしい考え方」なのがわかるでしょう。
では、どうしてこの様な馬鹿馬鹿しくって、
論理的にもおかしな妄想が蔓延しているか？と言うと、
かなりの数の人は、年老いても
「不満」を残したままの状態で、恐れながら死を迎えるのです。
そして、その人達は、まだまだ「やりたいこと」、
あるいは、表層意識では「やりたい」と思い込んでいることが多いために、
年齢が進んで、死が近づくのを意識すればするほど
「少しでも死ぬのを先延ばしにしよう」と、悪あがきを始めます。
自分一人で悪あがきしてくれれば良いのですが、
この様な人物は幼稚なまま年齢だけが進んだ人が多いので、
一人で「悪あがき」することさえ出来ずに
「みんなが死を恐れ、先延ばしにしようともがく」事でもって、
怖がっているのは自分だけではない、だから自分は多数派で、「普通」で、
「正当的」で、「良い」のだ、などと妄想しては、
現実から目を背けようとするのでしょう。
要は、子供の時から、肉体、感情、そして思考のそれぞれの
仕組みや欲求を理解し、単純な不満は単純に解消し、
複雑な不満も単純に解消する、という、
動物的に極々当たり前のことをきちんと指導する親が少ないし、
学校や社会でも、「満足のいく人生」を送ることに失敗した
「生き残りたい」組の連中が今のところ多数派なので、
愚かにして屁理屈にすらなっていない彼らの宣伝文句に
漬け込まれて染まってしまうからなのでしょう。
そういう事ですので、「自殺はいけない、罪だ」とか、
「生き残る為にはこうするのだ」などと、やたらと喧伝する人は、
つまりは、だいたいにおいては「満足するのが下手な人達」なのですし、
そういう幼い人たちの言うことを真に受けても、
自分が満足のいく人生を送る助けになる可能性はあんまりない、
というのを覚えておくと良いかもしれない。
とにもかくにも、不満から目を背けていたら、
人間動物にも備わっている「不満解消回路」が
作動するのに必要な「信号」を邪魔してしまう事に他ならないので、
結果的には不満が溜まり、
そしては、死を余計恐れるようになり、
「生き残り組」カルトに同調してしまって更に愚かになる、
という悪循環のスパイラルを辿ることになります。
長生きでも若死にでも結構ですが、
きちんと「不満様」に付き合って、錆び付いている
不満解消回路がガタピシ動きだすのを
笑いながら見ていても良いでしょう。
「不満」、と言うのは、「痛み痒み恐れ不安」などなどの
全ての「嫌なこと」を含んでいるので、
不満解消回路が動き始めると、痛いです。苦しいです。
病気になったのかと思うような症状が出たりもしますが、
それは、以前の病気の時に、
出し切らずに溜まっていた症状が出て来たものだったりするので、
単に、じたばたと苦しんでいれば、割とあっけなく収まったりします。
（私の個人的な経験と、知人の経験からは、
医者や薬は、ほとんどの場合必要ない、とそう思うのですが、
法律などの関係もあるので、病気だと思ったら、
早めに然るべき専門家にかかるべきである、と、まあ、
適当にお茶を濁しておきます。）
あんまりじたばたしないで、痛み苦しみの中でじっとしてれば、
その方が結果的には楽で、処理も早いんだけど、
でも、特に最初はやっぱり苦しいから、
じたばたするだろうと思います。
アトピーとかで、ステロイド使いすぎちゃうと、
後で薬を止めたときに一時的に症状がぶり返すのと
同じようなものです。
で、薬って、肉体などが食べたがってるものを食べてれば、
基本的に必要ないように思いますよ。
ただし、肉体がその日その日に何を食べたがっているかを知る、
というか、肉体が、自然に欲しがっているものにありつくようにするには、
少し空腹になって、酸味、甘み、塩味、旨味、苦味、などなどを
ちょっと思い起こしてみると良いかも。
妊娠したことのある女性なら、「イチゴが食べたい」
「酢の物が食べたい」という様な、強い身体の要求を知っている事でしょうから、
日常的にもそのような身体の欲しがっているものを食べれば良いだけ。
そして、全く同じ事が、感情や印象、思考や情報の摂取についても言えます。
乾いた印象風景、のどかな印象風景、
甘い言葉、苦い言葉、などなど、
それぞれの身体が欲しがるもの、つまりは、「不満」に
耳を傾けて、それにありつけるようになると、ハッピー。
慣れれば、努力もなく不満信号が肉体や他の身体を駆けめぐり、
各層の不満解消システムが動いて
自動的に「本当に欲しいもの、必要なもの」に巡り会います。
つまり、ある意味では、色々な事が「想い通りになる」と、
そう言っても良いでしょう。
しかし、それには、肉体や感情、思考の、声なき声が聞こえるくらい、
静かにしていると吉。
と言うか、頭や身体の中に、始終思考や音楽やその他の騒音が流れていると、
微妙な信号は掻き消されてしまいやすいです。
そもそも、多くの人間は、自分の頭や気持ちや肉体が、
各種の騒音に満ちている事さえ知らないだけでなく、
わざわざ四六時中音楽を聴いたり、身体を揺すったりしている。
でなければ、どこかを緊張させて、各種の信号や体液や気などの流れを
妨害することで、「不満信号」を感知しないようにしている。
それも、少しでも静かにすると、「不満」の声が聞こえ始めて嫌なので、
自ら妨害音を作って不満が解消されるのを妨げているわけです。
本を読んだりしては、実感もない言葉で会話をしてみたり、
前提などを意識することもなく机上の空論を繰り広げるのも、
「不満」から気を逸らすための、自作自演の妨害工作に他ならないです。
しかし、馬鹿だと思いませんか？
ボイラーの圧力が高過ぎて怖いからと言って、
安全弁を塞ぎ、圧力計が見えないように目隠しし、
ボイラーの音が聞こえないように、大音量でテレビを付けている。
多くの人間が、そんな生き方をしているのだから、
成人病になったり、精神病になったり、性病になったりするのも無理ないでしょう。
つまり、生き残り教団の馬鹿どもは、「死ぬまい」と頑張って、
実は各層の身体の健康には害のあることを一生懸命やっている、
と言うか、「自殺は罪ｆだ」、とか言いながら、知らずに自殺行為をしているわけです。
アホらしや。
まあ、人間が一生懸命「嫌なこと」、つまりは「不満」に蓋をして
溜め込んだお陰か、「この世の不満の圧力」も高まって来ているかも。
イタズラとしては、人類が望むかどうかお構いなしに、
不満蓄積容器の蓋を支えている「ピン」を外してしまう、
とかいうのも面白いかもしれないですねえ。
（って、実は既にそういうイタズラで遊んでいる、
まるで私みたいに性格の悪い異次元人が居るような気がする。）
本来ならば、死んだ後に蒸留された形で経験してビビる筈の苦痛の山を、
生きながら、ナマの形で、それも準備もなく
いきなり喰らわされたとしたら、
生き残り教団の人達でさえ自殺したくなったりして・・・
集団依存的な人達だから、その前に集団発狂するかな？
と言うか、その集団発狂の現状が、実は今現在の世界である、と、
そう見た方が、どちらかと言ったら正確なのでしょう。
希望や願望や夢や妄想が実現しやすい状態、と言うものは、
とりもなおさず、その前に、圧縮されて濃度の高くなっている
「恐れや不安」が現実化しやすい状態、ということです。
怖いでしょう？
怖くなかったら、あなたはお目出度い人だ。
私は怖すぎて、どうしようもないので笑ってしまっています。
ま、いつもいつも「ひどいこと」を書いては、
笑って恐怖を誤魔化しているわけです。
それくらい怖い。
あんまり怖いので、これくらいにしておきます。
と言いつつ笑っているのですが。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。