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【自分たちも同じ運命にあると知らずに】、なんとか自分だけは罰を食らわないよう祈っているだけのアラブ“利権派”支配者
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/1429.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 03 日 18:23:38:

(回答先: フセイン退陣を再度提案 アラブ首長国連邦【自分たちも同じ運命にあると知らずに】 投稿者 中央線 日時 2003 年 3 月 03 日 16:27:52)


アラブ首脳会議の状況を見聞きしていると、イスラム近代主義のアラブ国家指導者のほうがまともな対応策を提示し、イスラム伝統主義のアラブ国家指導者のほうが自己保身に走っているようだ。
(イスラム近代主義の例外はエジプトで、アラブではないがイスラム伝統主義の例外がイランである)

イスラム伝統主義のアラブ国家指導者たちは、中央線さんが書かれているように、【自分たちも同じ運命にあると知らずに】、イラクの運命がなんとか自分たちのものにはならないようにと祈っているようだ。
(好意的に解釈すれば、同じ運命にあるとは思っているが、なんとか避けられるのではないか、それを一日でも先延ばしにしたいという思いが、あのような言動に向かわせているのだろう)

焦点となっているフセイン政権のみならずイラク反体制派・アフガニスタン聖戦士・チェチェン独立派など、米国と強い関わりを持った国家や組織が、どのように利用され、どのように捨て去られ、どのように巧妙に虐殺されたかを顧みればわかることである。

利権派支配者は自国に残った原油輸出代金を自分のものとして蓄財や贅沢に使うことができているが、米英の「近代化」は、それを利権派統治者から奪い去るのが最大の目的であることを見失わないようにすることが肝要である。
(貧乏人からは命以外のものを奪えないのである)


ムハンマドがコーランに残したように、富にしがみつく強欲者には“ゲヘナ(地獄)の運命”が待っているそうだ。
慈愛に満ちた慈悲深いアラーは悔い改めには寛大だというから、サウド王室やUAEの各首長一族そしてクウェート・カタール・バーレン・オマーンの首長一族も、今回を機に悔い改めることを奨める。

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