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【ドーハ2日共同】アラブ首長国連邦(UAE)のラシド外相は2日、湾岸協力会議(GCC)の閣僚会議出席のため訪問したカタールの首都ドーハで記者団に対し、イラクのフセイン大統領の「国外退去」による戦争回避案を同会議や、5日に同じくドーハで予定されているイスラム諸国会議機構(OIC)の緊急首脳会議に再度提案する考えを明らかにした。
UAEは1日にエジプトで開かれたアラブ連盟の定例首脳会議で、米英両国による対イラク武力行使を回避するため「イラク指導部の退陣と国外退去」を呼び掛ける書簡を提出。しかし、当事国のイラクも交えた首脳会議はこの提案を討議しなかった。
クウェートやサウジアラビアはUAE提案を後押ししているとの報道もある。アラブ連盟の会議では黙殺された提案を、ペルシャ湾岸の各国やイスラム諸国が、相次ぐ会議でどのように扱うか注目される。